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2013年12月18日 (水)

品川駅 第3回切換工事の補足と誤報訂正

第3回の線路切換工事が終わり、旧設備の撤去工事が行われている品川駅改良工事ですが、
このあたりで、今回の切換工事の補足と、誤報の訂正を。

まず、今回の切り替え工事関連から。

 
過去の記事で、『7番線のみ使用停止が行われていない(11/24のまとめ)』と書きましたが、
12月2日の朝に、記事通り7番線の使用が停止されたことから、
以下の記事の通り、予定通りのタイムラグだったようです。

『新車両基地の設備は、電留線22線(15両編成対応20線、14両・12両編成対応各1線)、洗浄線3線の合計25線。
(中略)
工事に伴い、同駅では第4ホーム(7、8番線)が使用停止となり(7番線のみ12月2日早朝に使用停止)、
これまで使用停止していた第5ホーム(9、10番線)の使用を開始。
新車両基地については、電留線17線と洗浄線3線の合計20線で暫定使用を始めている。』
【出典 2013年11月27日付 交通新聞1面記事より】

11/22(金)の夜に旧車両基地を脱出しきれない編成を逃がすために、
かなりの余裕を見て、旧車両基地と7番線の使用停止が行われた…と推測できます。

 
また、『新留置線が暫定使用されている』との記述ですが、
新車両基地の設備・敷地と旧車両基地の設備・敷地の一部が干渉しているため、
一部留置線が未成のまま、新車両基地の使用が開始されています。

まずは、札の辻群線(車両基地北方)の干渉部分から。

※以下4枚とも、おおざっぱな位置関係を示すためのもので、渡り線などは大半が反映されていません

1 
【現在】
東海道上り線の一部区間と、旧車両基地の一部が干渉しているため、
新車両基地の出発1番線の位置に、上り線が暫定敷設されており、
本来、2線確保されているはずの出発線が1線しかない状態で運用されています。

2 
【次回切換の完了後】
旧車両基地の撤去により、干渉する部分が無くなるので、
上り線を本来の位置に戻し、出発線が2線確保されるはずです。

 

また、5・6番線の使用停止により、現在の上り本線は使用停止となるものと思われます。

 
続いて、月見群線(車両基地南側)の干渉部分を。

1 

【現在】
旧車両基地時代の建物が新車両基地の留置線のド真ん中に建っているため、
新車両基地の「月見群線」の1番~4番が未成の状態で、現在は使用されていません。

2 
【次回切換の完了後】
干渉していた建物の撤去により、未成だった月見1番~4番の計4線の使用が開始されます。

 
Google航空写真・ケンプラネッツ記事の配線図などを見ると、
札の辻・月見群線とも、品川駅寄りに線路が延びていている一方で、東京方は車止めで終わっています。
これまでの、東京方からの収容を重視していた車両基地とは位置づけが異なり、
品川止まりの列車を収容することに重点を置いている…と推測できます。
縦貫線開業以降のダイヤ予想の助けになりそうですね。

 
【上4枚の図の参考資料】
ケンプラッツ:田町の車両基地移設が完了、山手線新駅いよいよ(2013/11/25)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20131116/640429/
Google Earth、Googleマップ(航空写真)
各種目撃情報など

 
【2015/1/12訂正】
2014年12月に行われた第4回線路切換工事では、
月見1~4番線と出発1番線は、使用が開始されませんでした。
お詫びすると共に、訂正致します。


次に、誤報の訂正を2点。

まず1つめですが、
これまで『来年3月ダイヤ改正で、湘南ライナー発車ホームが10番線に移る』と書いてきましたが、
読者の方からのご指摘により、私の誤認だった可能性が高まりました。

Img_21562<10番線の案内板 2013年11月24日撮影>
主な根拠は、『10番線の案内板が「湘南ライナー」と書かれ、シールで覆われている』というものでしたが(上写真)、

Img_714122<2011年10月2日撮影>
これは、過去(2011年10月の第1回切換~2012年9月の第2回切換)、10番線が湘南ライナー発車ホームとして使用されていた頃の看板が、
シール貼り付けの上、そのまま流用された…ということのようです。

Img_21472<9・10番線ホームへの新連絡階段 2013年11月24日撮影>
今回の切換工事で「新規」に案内板が設置された、9・10番線ホームへと降りる新連絡通路周辺では、
「湘南ライナー」の文字にシール貼りの看板が見当たらないこともあり、
『湘南ライナーは、次改正以降も、11番線からの発車となる可能性が高そう』です。
お詫びして訂正致します。


次に、2つめの訂正を。

これまで、
旧7・8番線ホームは、一旦閉鎖された後、東海道下り本線ホームに改装される
改良工事完了後は、品川駅のホーム数は1面削減される
現5番線と現6番線は、東海道本線のホームではなくなる
とお伝えしてきましたが、
これも私の誤認だった可能性が出てきました。

主な根拠は、2010年11月の日本電設の資料(『2011年3月期第2四半期決算説明会』のもの)でした。
しかし、2011年10月の第1回線路切換の際の交通新聞の記事に以下の記述があることを確認しました。

『東海道線品川駅と車両基地を改良する「品川駅改良工事」の一環として、第1回の線路切り替え工事を実施した。
(中略)
そこで、異常時などに対応するため、第3~5ホームの東京方を海側に移動するとともに、大規模な配線変更を行い、折り返し設備を設ける。
ホーム数や番線数は変更ない。』
【出典 2011年10月5日付 交通新聞1面記事】

 
どちらが正しいかは現時点でははっきりしませんが、
・交通新聞の記事の方が時期が遅いこと
・日本電設の資料と、実際に敷設された留置線の配線が大きく異なること
から、日本電設の資料発表後のどこかの時期で、大きな計画変更が行われたことは間違いないでしょう。

その結果、ホーム面数の削減は行われない可能性もありますが、
それについては、今後の工事観察で明らかにしていきたいと思います。

 
仮に、交通新聞の記事の通り、ホーム数の削減が行われない場合、
『品川駅改良工事』は、東海道線と東北縦貫線のホーム(5~12番線)を整備した段階(2015年頃?)で終了となり、
山手線・京浜東北線の新駅開業に向けた線路切換は、
現在の事業終了後、別の名目で行われることになりそうです。

 
【2014/6/6 追記】
その後の専門誌の特集記事で、品川駅の東海道線ホーム数は維持されることが確定しました。
詳細はこちらの記事へ → 品川駅改良工事レポ(2014/04/19)+考察など

過去の記事にも結構なアクセスがあるようなので、こちらにも追記しておきます。


最後に、第4回線路切換工事の時期を載せておきます。

Dsc_00042<品川駅で撮影>
7・8番線ホームの工事期間の掲示から、
次回の「第4回切換工事」は、2014年12月頃に実施されるものと思われます。

2014年末に新車両基地が全面的に稼働し、2014年度末には東北縦貫線が開業予定と、
今後も、品川駅周辺から目が離せなさそうです。

 
以上、品川駅改良工事について、
第3回切り替え工事の補足と、誤報の訂正でした。


※12/19 23:16 メモ 一部追記しました。

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