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2014年4月24日 (木)

品川駅改良工事レポ(2014/04/19)+考察など

前回の観察・レポート(3/15)から1ヶ月ほど経ったので、
4/19(土)に、改良工事の様子を確認してきました。

今回は、新しい資料も使用して今後の工事を考察していきます。

Photo
※クリックで原寸大表示します。

 
第3回切換工事が終わり、他の箇所の工事が一段落しているため、
今回からしばらくは、改良工事の進む7・8番線の様子のみをまとめていきます。

Img_069022<7・8番線 川崎寄り>
まずは川崎寄りから。
前回の観察(3/15)から1ヶ月が経ち、新しいホームの様子が見えてきました。

Img_06912<9番線から撮影>
新ホームの様子をアップで。
以前のホームよりも、かなり幅が狭くなり(特に、写真奥側の7番線側)、
長さも、東京方へ短くなっているようです。

新ホームの先端(写真左側)には、L字型の鉄板が設置済みなので、
これ以上、川崎方面に向かって伸びることも無さそうです。

Img_07273<6番線から撮影>
反対側から。
写真赤マルの場所など、床板が設置途中と見受けられる箇所があるため、
「6番線側にホームを広げる作業の途中」と考えることができます。

ただし、写真青マルの箇所に、L字型の鉄板が設置されている(7番線側)ので、
「9・10番線や、11・12番線のような切り欠きホームとなり、これ以上は6番線側には膨らまない」とも推測できます。

現段階ではどちらとも判断し辛い状態なので、今後の調査で判断したいと思います。

Img_06872 
7・8番線の川崎寄り、これまでダブルスリップスイッチ(DSS)があった場所では、
分岐機の再設置に向けて路盤工事が進んでいました。

今後はDSSのような複雑な分岐機は設置されないため、通常のポイントが背中合わせに設置されそうですね。
DSSよりも必要となる距離は伸びますが、ホームをその分新橋寄りに延長すれば問題ないでしょうし。
7・8番線の新ホームがこれまでよりも短い理由は、新設される分岐機との関係かもしれません。

Img_072422<6番線より撮影>
過去の記事で、「この場所に階段が設置される可能性が…」と書いた場所です。

「書泉」のTwitter鉄道アカウントでも紹介されていた、オフィス・スペース社の
『土木施工 2014年4月号』の特集記事2「東北縦貫線開業に向けた駅の改修 品川駅乗降場改修工事」に掲載された図(P52)によると、
この位置に、エレベーターと階段が設置されるようです。

Img_07223 
改良工事中の7・8番線ホーム予定場所には、
既に、エレベーターと階段の基礎工事が進行中でした。

この新階段ですが、7・8番線ホームの階段としては3箇所目となります。


続いて、ホーム中程へ。

Img_06942<8番線ホーム中程 その1>
いったん撤去された8番線ホームの土留めですが、コンクリート製の新しい土留めの設置が進行中でした。

Img_069522<8番線ホーム中程 その2>
これまでの改良工事で、9番線(写真手前)が8番線側(写真奥側)に拡幅された分、7・8番線ホームが削られるため、
この位置では、階段脇の柱ギリギリまで盛り土が撤去されていました。

新しい土留めですが、写真左奥側の、重機の止まっている先まで再設置が終わっています。

Img_06962<8番線ホーム中程 その3>
第3回切換工事の直後は、9番線と8番線がかなり接近していました(今年1月の様子)が、
8番線(跡)に重機が入れる程にまで広がっています。

Img_072122<階段改修の様子>
7・8番線ホームに元からあった、ホーム中程の階段ですが、踏み板が半分ほど撤去されていました。
9・10番線ホームの階段と同様に、エスカレーターが設置されるものと思われます。

Img_072022<7番線側の様子>
8番線が大きく変化する一方で、7番線にはほとんど変化はありません。

工期は今年末までで、ホーム本体の工事に限ればさらに短いでしょうから、
7番線側は大きく変化せず、ホームの嵩上げ程度で終わる可能性もありそうです。

 
続いて、姿を見せた「旧階段」について。

Img_07012<階段跡その1 9番線から撮影>
7・8番線改良工事に伴うホームの解体作業により、
かつて使われていた地下通路(私自身は使ったことはありませんが…)への階段が姿を見せています。

地下通路は現在も業務用として使用中ですが、階段部分はこのまま埋め戻されるものと予想され、
この日も、撤去作業が進んでいました。

Img_07142<階段跡 その2>
6番線側からも様子を確認。
駅構造物の柱を避けて、ホームと階段跡の解体が進んでいます。

Img_07002<階段跡 その3>
地下通路は、今後も業務用として使用されるため、
線路が乗る部分(地下道の天井部分)には、補強工事が行われたとのことです。
(参考資料:『土木施工 2014年4月号』の特集記事2「東北縦貫線開業に向けた駅の改修 品川駅乗降場改修工事」 P54より)


続いて、東京寄りへ。

Img_07042<東京寄り その1>
7・8番線ホームの東京寄りですが、
解体工事はほぼ完了し、新しいホームの基礎工事が進行中でした。

Img_07102<東京寄り その2>
関係者向け階段の基礎代わりとして、古いホームのごく一部が残っていました。
 

Img_07063<東京寄り その3>
青いラインが、これまでの7・8番線ホームのおおよその位置、
赤いラインが、基礎工事の進む新しい7・8番線ホームの位置になります。
新車両基地への出入庫を可能にするため、これまでよりも9・10番線側に位置が変わります。

「土木施工 2014年4月号」の特集2の総論に掲載されている、工事後の配線イメージ図(P42)によると、
工事完了後の配線は、以下のようになるとのことです。
 
7・8番線…下り線からの入線は不可・上り線からの車両基地進入は可能。臨時ホーム。
5・6番線…下り線からの入線は不可・上り線からの車両基地進入も不可。東海道線上りホーム。

 

以前の記事(2013/12/18)で、『東海道線のホーム数は削減されない可能性もある』と書きましたが、
この資料で、ホーム数が削減されないことが確定しました。
これまでの説の根拠としていた資料が建設会社発のものだったため、信用しすぎていました…。

 
今後の工事ですが、ここまでの各種情報をまとめると以下のように行われるでしょう。

【2014年末】第4回切換工事実施
7・8番線の使用が再開(→東海道上り線の暫定ホームに?)
5・6番線の改良工事スタート

【2015年、時期不明】第5回切換工事実施
5・6番線の使用が再開され、東海道線の品川駅完了工事が完了
京浜東北線・山手線の線路移設に向けた工事がスタート?

 
最後に、7・8番線ホーム東京寄りの写真を2枚。

Img_071622<東京寄りオマケ その1>
7・8番線ホームの東京寄りは、「ほぼ」解体されましたが、
6番線脇にも一部が残されています。

Img_07182<東京寄りオマケ その2>
スプレーで「 のこす ←| 」と書かれています。
再活用されるとは思えない場所(いずれ、6番線の線路が通る場所)なので、
ケーブルを這わすために一時的に残されている…といったところでしょうか。


今回の品川駅改良工事レポートは以上です。
次は、5月下旬~6月上旬頃の訪問を予定しています。

 
※4/26追記
一部箇所の誤記を訂正しました。
 
>7・8番線…下り上り線からの入線は不可・上り下り線からの車両基地進入は可能。臨時ホーム。
>5・6番線…下り上り線からの入線は不可・上り下り線からの車両基地進入も不可。東海道線上りホーム。

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コメント

>7・8番線…上り線からの入線は不可・下り線からの車両基地進入は可能。臨時ホーム。
>5・6番線…上り線からの入線は不可・下り線からの車両基地進入も不可。東海道線上りホーム。

この文の意味が通じないように思えるのですが、
上り線と下り線を逆にして

7・8番線…下り線からの入線は不可・上り線からの車両基地進入は可能。臨時ホーム。
5・6番線…下り線からの入線は不可・上り線からの車両基地進入も不可。東海道線上りホーム。

の誤記ではないでしょうか?

投稿: | 2014年4月26日 (土) 11時41分

仰る通り、完全に誤記ですね。

当該箇所は訂正致しました。
ご指摘、ありがとうございました。

投稿: すいごう | 2014年4月26日 (土) 12時43分

以前コメントしました横須賀線ユーザーです。
久しぶりの投稿になります。

まず、ホーム数が削減されないことは意外でした。
湘南新宿ラインのように、異常時におけるバッファーが少ないよりは断然良いのかもしれません。

ただ・・・
>5・6番線…下り線からの入線は不可・上り線からの車両基地進入も不可。東海道線上りホーム。
この記載より、新5・6番線は独立した配線になるということがうかがえますね。
異常時での折り返し運転等での使用は考慮されてなさそうです。

あと、山手線、京浜東北線のホームを曲げる等の工事は行わないのかなと感じます。
ホーム数が削減されないので、これ以上の順送りの工事ができないと考えると、ホームドア設置は始めても良いように思うのですが・・・

次に、新7・8番線が暫定的に上りホームになった場合、階段が少なすぎることが気になります。
工事によって3か所になりそうですが、現5・6番線は4か所あり、今より不便になると思います。

投稿: 横須賀線ユーザー | 2014年4月26日 (土) 15時26分

>横須賀線ユーザー様

コメントありがとうございます。

「土木施工」誌に掲載されていた配線図ですが、横須賀線ユーザー様の考察の通り、
5・6番線での、横浜方への折り返しは不可能となっています。

ラッシュ時の車両基地への引き上げ・異常時の折り返しは7・8番線、
上り列車は5・6番線…と、用途ごとにはっきり分けられたようです。


山手線・京浜東北線ホームと、暫定ホームの件ですが、まさに仰る通りかと。

これ以上ホームの移設が行われないにもかかわらず、山手線ホームのホームドア設置時期が、
公式資料で「大規模改良駅予定駅など(設置時期未定)」に分類されている理由が分かりませんね。


第4回切換工事後に、東海道線上り暫定ホームとなると思われる7・8番線ホームですが、
階段は(新設含めて)3箇所中、まともな幅が確保あるのは1箇所のみで、
中程はエスカレータと共存、川崎寄り(新設)はエレベータと共存ですし。

5・6番線ホームの改良が行われる間の1年程度だとは思いますが、
朝ラッシュ時はかなり厳しそうです。

投稿: すいごう | 2014年4月27日 (日) 00時37分

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