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2015年3月18日 (水)

品川駅の様子 上野東京ライン開業(2015/03/15)

ついに上野東京ラインが開業した品川駅。
3/15(日)に、開業後の様子を確認してきました。

※駅改良工事(6・7番線での工事)の様子は、後日別記事でアップ予定です。

Img_426422 

まずは、常磐線専用ホームとして生まれ変わった9・10番線ホームの様子から。

Img_42272 
いざ、生まれ変わった9・10番線ホームへ。

ホーム川崎寄りの写真から順にアップしていきます。

Img_420322<9・10番線ホームの様子 1/9>
9・10番線ホームのLED発車標に、常磐線の列車が…!

2010年4月から行われていた駅改良工事は、まさに今回の改正のためだったわけで、
「ついにこの日が来たか…!」という感想を持ちつつの現地調査でした。

Img_420222<9・10番線ホームの様子 2/9>
ホーム上のSuicaグリーン券売機は、2013年11月の第3回線路切換工事の際に、
7・8番線ホームから移設されたものがそのまま使用されています(内部のシステムは更新済み)。

Img_42182<9・10番線ホームの様子 3/9>
ホームの川崎寄り(ホーム事務室付近)に設置されたベンチ付近の様子。
この付近には、ベンチ2基、時刻表兼乗換案内板、アイスクリームの自販機(写真奥)が設置されました。

Img_427622<9・10番線ホームの様子 4/9>
ホーム中程には、指定席券売機2台、各種自販機、ベンチ(7人掛け×4列)、観光情報などを流す大型ディスプレイが設置されました。
案内板(写真右側)には「待合室」との表記がありますが、
壁も空調もない空間を待合室と呼ぶのはちょっとためらわれますね…。

Img_420822<9・10番線ホームの様子 5/9>
ホームの東京寄り階段の下にも、指定席券売機が1台設置されました。

Img_427522<9・10番線ホームの様子 6/9>
9・10番線ホームの東京寄りですが、ベンチも待合室も設置されなかったため、
上野東京ライン開業前とほとんど変わらない状態です。
(ホームのこの付近には、E657系(10両編成)が停車しないため、
この位置に待合室を設置すると、特急への乗り遅れが発生する懸念が…ということかもしれません。)

Img_420723<9・10番線ホームの様子 7/9>
2~3月頃に9・10番線ホーム東京寄りの端で行われていた工事は、
屋根の凹みになっている部分(写真赤丸の箇所)を解消し、ホームに雨が降り込まないようにする工事だったようです。
(この場所はホームが凹んでいて、以前はそれにあわせてホームの屋根も凹んでいたため、
雨が降り込みやすい状態でした。)

Img_420922<9・10番線ホームの様子 8/9>
階段に大きく貼られた「ひたち」「ときわ」の広告。
この場所以外にも、あちこちに上野東京ライン開業や「ひたち」「ときわ」の広告が張り出されていました。

Img_421022<9・10番線ホームの様子 9/9>
9・10番線ホームの番線案内板。
このホームの案内板からは、東海道線を表すオレンジ色が消滅しました。

 
ちなみに、線路の錆取りのため(?)、1日に1本だけ設定されている、
10番線発の東海道線の列車(4:35発の721M熱海行)ですが、今回の改正でもそのまま残ってます。


続いて、常磐線と共用になった11番線の様子を。

Img_42572<11番線ホームの様子 1/5>

Img_419122<11番線ホームの様子 2/5>
3/14改正により、11番線ホームは、
常磐線方面の中電・快速列車の始発列車と、東海道線との共用ホームになりました。

「共用」と言っても、11番線から発車する東海道線の列車は、
5:10発の725M小田原行と、夕方以降の湘南ライナー9本のみなので、
1日のうちの大半が、常磐線の列車のみが発着している時間帯となっています。

Img_41922<11番線ホームの様子 3/5>
常磐線の中電・快速列車の主要目的地と、東海道本線の主要目的地を併記しているので、
文字がかなり窮屈な状態になっています。

Img_41942<11番線ホームの様子 4/5>

Img_41932<11番線ホームの様子 5/5>
11・12番線ホームの川崎寄りには、Suicaグリーン券売機が2台増設されました。
(写真4/5が従来からのもの、写真5/5が増設されたもの)

11・12番線ホームからは、常磐線のグリーン車付き中距離電車も発車するようになったため、
東海道線用に設置されていた既存の券売機(2台)のみでは捌ききれない…という判断でしょうか。


続いて、上野東京ライン開業によって、行先が大幅に増加した5・8番線ホームの様子を。

まずは8番線の様子から。

Img_42532<8番線の様子 1/3>

Img_425422<8番線の様子 2/3>
8番線ホームは、3/14改正以降も「朝ラッシュ時に上り列車が交互発着するためのホーム」としての役割は変わらず、
平日の日中、および土・休日は閉鎖されています。

Img_41972<8番線の様子 3/3>
ホームの中程には、Suicaグリーン券売機が2台設置されました。

 
続いて5番線の様子を。

Img_423122<5番線の様子 1/5>

Img_423222<5番線の様子 2/5>
5番線の番線案内板も、目隠しシールが剥がされて「東京」以外の駅名が表に出てきました。。
まだ実感が湧かないですけれど…。

Img_424122<5番線の様子 3/5>
以前なら上野駅の5番線かな…? と思ってしまいそうな、品川駅5番線の発車標。

Img_42382<5番線の様子 4/5>
ホームの中程には、8番線と同様、Suicaグリーン券売機が2台設置されました。

Img_42372<5番線の様子 5/5>
今回の改正にあわせて、5番線・8番線・11番線に設置されたSuicaグリーン券売機ですが、
Suicaを券売機のトレイに置いた状態でグリーン券の購入・チャージが出来る新型機ですね。

急いでいる時などは、Suicaをパスケースから出すことすら面倒なこともあるので、
早く普及してほしい機種だったりします。


続いてコンコース階の様子を。

Img_42622<コンコース階にて>
フルカラーLEDタイプに交換されていた、コンコース階の改札正面にあるLED発車標。
さっそくフルカラーの威力を発揮していました。


3/14改正後の各ホーム駅名標を、5番線から12番線の順に貼っていきます。

5_img_423322<5番線 駅名標>
東海道線・上野東京ライン(宇都宮・高崎線)の上り列車が発着する5番線。
常磐線方面の列車は発着しないため、駅名標中央のラインカラーは「オレンジ色」のみとなっています。

ちなみに、光源が蛍光灯タイプの駅名標は、5~12番線では5番線が唯一となりました。

8_img_427222<8番線 駅名標>
朝ラッシュ時のみ、東海道線・上野東京ライン(宇都宮・高崎線)の上り列車が発着する8番線。

駅名標中央のラインカラーは「オレンジ色」と「緑色」の2色になっていますが、
このホームからは常磐線方面の列車は発車しないので、エラーと思われます。
(コンコース階のエラー案内板は、3/14改正前に修正されたようですが、
8番線は使用頻度の低いホームなので、そのままとなったようです。)

9_img_427322<9番線 駅名標>
「ひたち」「ときわ」専用となった9番線ホーム。
駅名標中央のラインカラーは、「青色」1色になっています。

10_img_421922<10番線 駅名標>
早朝の1本以外、常磐線の中電と快速列車専用となった10番線ホーム。
駅名標中央のラインカラーは、「青色」と「緑色」の2色になっています。

11_img_426622<11番線 駅名標>
東海道線と常磐線の共用となった11番線ホーム。
駅名標中央のラインカラーは、「オレンジ色」と「緑色」の2色になっています。

このホームからは、常磐線の快速列車だけではなく中距離電車も発車するため、
「青色」が入っていない点が不自然ですが、3色では逆に分かりにくい…という判断なのかもしれません。

12_img_426722<12番線 駅名標>
東海道線の下り列車のみが発着する12番線ホーム。
駅名標中央のラインカラーは、5番線と同様に「オレンジ色」のみとなっています。


最後に、5~7番線で行われている駅改良工事についても軽く触れておきます。

 
5・6番線ホームと7・8番線ホームでは、現在も改良工事が進行中で、6番線・7番線が使用停止中となっていますが、
5~8番線のいずれも、東海道下り線からは直接進入出来ないホーム(参考:以下の配線図)となる予定で、
上野東京ラインのダイヤにはあまり影響しない工事です。
(駅改良工事の残りの工程は、どちらかと言えば田町新駅・再開発に繋がっていく工事となっています。)

011agif 
<品川駅周辺の配線図(東海道線関連のみ) 2015年3月現在
※クリックで、別ウインドウで原寸大(1531x543)の画像を拡大します(GIF形式 24KB)

011bgif 
<品川駅周辺の配線図(東海道線関連のみ) 完成形
※クリックで、別ウインドウで原寸大(1531x543)の画像を拡大します(GIF形式 23KB)

※上記2枚の配線図の比較GIF動画はこちら(GIF形式 1531x543 47KB)。

 
上記配線図の通り、車両基地の一部(月見1番~月見4番留置線)は、3/14改正時点でも未成の状態です。
この留置線が完成すると、品川止まりの列車の引き上げ能力が強化されるため、
朝ラッシュ時に、品川止まりの上野東京ライン南行列車が増発される可能性があります。
(一部報道で、開業の翌年度から朝ラッシュ時の運行本数が5本増えるとされているのはこのため…?)


上野東京ライン開業後の品川駅の様子は以上です。

記事冒頭にも書いた通り、駅改良工事(6・7番線の改良工事)の様子は、後日別記事でアップ予定です。

 
※記事修正(2015/03/19 20:17)
GIF動画が正常に動作していないようなので、静止画2枚へ差し替えました。

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