品川駅改良工事レポ+その他(2015/03/21)
まずは、改良工事中の6~7番線と5・6番線ホームの様子から。
<6番線ホーム ホーム中程>
6番線ホームの中程では、ホーム端の土留めブロックの撤去が終わったようです。
今後、新しい土留めのための基礎工事→コンクリ製の土留め設置…と工事が進むでしょう。
<6番線ホーム ホーム東京寄り 3/3>
7番線ホームではホーム端の整備がさらに進み、
ホーム自体の工事が終わっていない場所は、ホームの既設部分と移設部分の接続箇所付近のみとなりました。
6番線ホームでは、ホーム端の土留めブロックと盛り土の撤去が進行中です。
<6番線ホームの様子 北乗換通路より 1/2>
北乗換通路から見た6番線の様子。
ホーム中程と比べると、ホームの解体工事はあまり進んでいないようです。
<6番線ホームの様子 北乗換通路より 2/2>
6番線ホーム上でも作業が行われているようですが、
北乗換通路の窓からは、作業の詳細は分かりませんでした。
<5番線ホームの様子>
4番線ホームから見た5番線ホームの様子。
5番線ホームのうち、東京寄り階段から先の部分は7・8番線ホーム寄りに移設されることになるため、
いずれ仮設構造に置き換わるはずですが、3/21現在、特に変化はありませんでした。
続いて、「京浜急行線」計画の未成立体交差跡と、解体が進む旧車両基地について。
<旧車両基地解体 2/2>
旧車両基地ですが、昨年末頃から行われていた架線柱や検修庫の基礎部分の撤去工事がほぼ終わり、
更地化がさらに進みました。
<12番線ホームから>
「京浜急行線計画」の未成線遺構のうち、解体されずに残っているの全体の1/3程度ですが、
他の場所での撤去工事がほぼ終わりを迎えつつあるので、いつ見納めになってもおかしくなさそうです。
続いて、新車両基地の未成部分について。
以前から当ブログでお伝えしている通り、新車両基地には2箇所の未成箇所があります。
後ほど取り上げる「出発1番線」と、ここで取り上げる「月見1~4番留置線」です(参考:記事冒頭の配線図)。
月見1~4番留置線の工事状況を、東海道線の下り列車から観察してみました。
<月見1~4番留置線の工事状況 2/2>
3/21現在、以前この位置にあった詰所の撤去工事が続いていました。
線路の敷設や、留置線の使用開始にはまだまだ時間がかかりそうです。
この留置線4本が使用開始になると、朝ラッシュ時に品川着の列車を増やすことが可能になるので、
常磐線から上野東京ラインへ直通する列車が増発されるとすれば、月見1~4番留置線の使用開始後になるはずです。
続いて、高輪橋架道橋の改良工事と、未成の「出発1番線」について。
記事冒頭の図に、おおまかな位置関係を追記したものがこちら。
<高輪橋架道橋周辺での工事>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(920x600)の画像を表示します(GIF形式 45KB)
車両基地の真下を通る「高輪橋架道橋」は、
あまりの狭さから、現道のすぐ北側で新道の建設が行われています。
その改良工事を避けるため、車両基地脇の東海道上り線(将来的な上り本線)は、
現在、本来の「出発1番線」の位置を暫定的に通っています。
(そのため、現在車両基地は「出発1番線」がなく、出発線が「出発2番線」の1本のみとなっています)
<高輪橋架道橋改良工事 2/2>
現在工事が行われているのは、車両基地の西側(高輪寄り・図では下側)です。
現在この位置は線路が通っていないため、開削工法で工事が進んでいました。
(埋め戻しをせずに、この上に桁を架けて線路を通す可能性も?)
工期に関する資料を持っていないので完成時期は不明ですが、
この付近には、将来的に京浜東北線・山手線の線路も移転してくることになっています。
今回の品川駅改良工事レポートは以上です。
しばらくは土木工事が続き、工事の進みも早くないと思われるので、
次回の調査は1~2ヶ月後を予定しています。
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コメント
お世話になります。現在、大好きだった品川-田町間の車両基地をテーマにブログ記事を纏めております。
高輪橋架道橋について調べていたところ貴サイトに辿り着いた次第です。現在も高輪橋架道橋の中程に、以前、札の辻群線に出る事が出来た階段のところに、パスワードロック式のドアが設置され残っていますが、今でも使われているのでしょうか。それと、ドアの奥には当時の階段が残っているのでしょうか。
先日、京浜東北線の車内から調査したところ、この階段に通ずるような出入口は見当たりませんでしたが、階段跡地付近に白色のドアの付いた建物があるのが確認できましたが・・・。
ご多忙のところ恐縮ですが、もしお判りでしたらご返答の程、よろしくお願い申し上げます。
投稿: 太和田光一郎 | 2017年11月 6日 (月) 13時13分
太和田光一郎様、当ブログをご覧頂きありがとうございます。
高輪橋架道橋から札の辻群線に繋がる階段についてですが、
残念ながら趣味誌や専門誌などには情報が無く、現在、階段がどうなっているかは不明です。
以前の鉄板で封鎖された状態(※)から、現在の鍵付きドアに交換されていることから、
再開発工事に関連した変化であることは間違い無さそうなのですが…。
(※2014/6/14撮影 https://suigousblog.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2014/06/16/img_18792.jpg)
あまりお役に立てない回答で申し訳ないのですが、私が把握している内容は以上になります。
投稿: すいごう | 2017年11月 8日 (水) 01時45分
すいごう様
この度は、お忙しいところをご返答いただきまして、ありがとうございました。さっそく、2014.6.16の記事を拝見いたしました。
鍵付きドアに変更されたのは、ここ数年の出来事なんですね。
だとすると、おっしゃるとおり、再開発工事関連の方々の通用口として使われているのかもしれません。
とても参考になりました。これからもよろしくお願いいたします。
投稿: 太和田光一郎 | 2017年11月16日 (木) 11時44分
すいごう様
この度は、お忙しいところをご返答いただきまして、ありがとうございました。さっそく、2014.6.16の記事を拝見いたしました。
鍵付きドアに変更されたのは、ここ数年の出来事なんですね。
だとすると、おっしゃるとおり、再開発工事関連の方々の通用口として使われているのかもしれません。
とても参考になりました。これからもよろしくお願いいたします。
投稿: 太和田光一郎 | 2017年11月16日 (木) 11時45分