品川駅改良工事レポ+その他(2015/07/18)
まずは、改良工事中の6~7番線と5・6番線ホームの様子から。
<6~7番線 川崎寄り 2/2>
7番線で敷設が進んでいた線路は、(簡易的な車止めはありますが)既に本線と繋がっていました。
逆に、6番線側は全く進みが無く、以前と変わらない鉄板敷きのままです。
写真では見づらくなっていますが、7番線の先には、6番線の方向へ分岐する分岐器が設置されました。
7番線は、7~9番線の川崎寄りにあるシーサスクロッシングに加えて、
東海道上り本線からの直接進入も可能な配線になるようです。
<品川駅構内 工事状況>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(800x495)の画像を表示します(GIF形式 47KB)
<6番線 ホーム中程 2/2>
6番線のホーム中程では、引き続きホーム端の改良工事が行われていました。
ホームウォール(コの字型のコンクリ製土留め)の設置も、かなり進んでいます。
<6・7番線ホーム 東京寄り 2/3>
7番線ホームでは、既設部分と移設(新設)部分の接続箇所付近で、ほとんど工事が進んでいない状態が続いています。
<6・7番線ホーム 東京寄り 3/3>
6番線ホームでは、これまで写真左下にあった、ケーブル用のマンホールが撤去されていました。
撤去されていない構造物がここにあるため、長期間工事が止まっていた…と仮定すると、
今後はこの付近の工事が進むのかもしれません。
<6番線ホームの様子 北乗換通路より 2/2>
6番線ホームの東京寄りでは、新しい基礎工事がついに始まりました。
これまでのホームとは違い、7番線側(写真右側)に曲がっています。
<5番線ホームの様子>
4番線ホームから見た5番線ホームの様子。
5番線ホームのうち、東京寄り階段から先の部分は7・8番線ホーム寄りに移設されることになるはずですが、
以前と変わらず、仮設化工事は行われていませんでした。
品川駅改良工事での線路切換工事は全5回で、次回が最後の第5回になりますが、
5番線ホームの移設工事のみ、第5回切換工事後に行われる…ということがあるのかもしれませんね。
続いて、「京浜急行線」計画の未成立体交差跡と、解体が進む旧車両基地について。
「京浜急行線計画」の未成線遺構のうち、解体されずに残っていた全体の1/3ですが、
7月上旬から解体が再開され、完全に姿を消しました。
以前の写真とあわせて別記事にまとめたので、そちらをどうぞ。
<旧車両基地解体 1/2>
建物のうち、上物の解体が終わった旧車両基地内では、
再開発に備えて、基礎の撤去作業・整地が続いているようでした。
<旧車両基地解体 1/2>
線路があった場所では線路・バラストが剥ぎ取られたために地面が低くなり、
雨の多いこの頃は、しばしば池が生まれているようです。
続いて、新車両基地の未成部分について。
<10番線ホームから撮影>
新車両基地で未成となっている「月見1~4番線」ですが、
現在も工事が行われているようで、月見1~4番線の位置にユンボの姿が確認できました。
(月見5~8番線に列車が止まっていたため、今回も10番線ホームからの写真です)
最後に、高輪橋架道橋改良工事の様子を。
<高輪橋架道橋周辺での工事>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(920x600)の画像を表示します(GIF形式 45KB)
<高輪橋架道橋改良工事>
高輪橋架道橋の真横で建設中の代替トンネルですが、
天井部分にもう1層コンクリを打つようで、準備が進んでいました。
このトンネルが完成しないうちは、
東海道上り線が車両基地の出発1番線を暫定使用する状態が解消されない(速度制限が続く)ため、
いつ頃トンネル部分が完成するのか、気になるところです。
(ただし、トンネル前後のアプローチ部の工事は始まっていないため、新トンネルの使用開始はまだ先)
今回の品川駅改良工事レポートは以上です。
次回の調査も、1~2ヶ月後を予定しています。
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コメント
今日、観てきました。
すいごう様が調査された先週とほとんど変化はありませんでした。
次の切り替えは東海道上り本線を7、8番線に移設、5、6番線を(特に5番線)を整備、6回目(?)の切り替えで東海道上り線を5、6番線に戻す、ってところですかね。
自分は8月中旬頃、観に行く予定です。
投稿: ひろゆき | 2015年7月25日 (土) 20時58分
貴重な情報ありがとうございます。
2つ追加させていただきたい情報があります。
1つ目は、少し分かりづらいのですが2番目の写真をよく見ると6番線の川崎寄りのホームが少し削られています。
同じアングルですと、今年の1月24日の2番目の写真と比較すると分かりやすいかと思います。
2つ目は、東海道上り本線の第二場内信号機の中継信号機の建植位置が変わりました。
2つの変更点とも、横須賀線から確認しました。
5番線、6番線とも川崎寄りの線路位置が変わるのかもしれません。
また次回5回目の線路切換ですが、高輪橋架道橋の工事がネックになっているとすれば
コンクリート打設後が切換のタイミングかと思われます。
切換では、東海道上り本線が車両基地沿いに移り、札の辻橋近くの分岐器が無くなると考えられます。
その際、5,6番線の工事が終わってなくても実施される可能性が高いのかなと思っています。
ひろゆき様が書かれているように、7番線に暫定的に上り本線を持ってくればおそらく切換はできます。
ただ、ラッシュ時にホームから人があふれそうですが・・・
長文、失礼しました。
投稿: 横須賀線ユーザー | 2015年7月26日 (日) 23時34分
ひろゆき様、横須賀線ユーザー様、いつもコメント&情報ありがとうございます。
>5番線~7番線の改良工事
「土木施工」の最新号に答えが出ました。
2016年秋頃に第5回切換工事を実施し、お二方の予想通り、7番線が東海道の上り本線となるようです。
https://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-6af7.html
5・6番線ホームの改修&使用再開と、京浜東北線・山手線の線路の移設が、
品川駅改良工事の「II期工事」となるのでしょうね。
>6番線ホームの川崎寄り
ホームが削られていることに全く気がつきませんでした…。意図が気になります。
7番線の川崎寄り先端部に分岐器が設置されたので、7番線から分かれた線路と距離を取るため…という可能性もありそうです。
次の訪問時に、じっくりと見てみようと思います。
投稿: すいごう | 2015年7月30日 (木) 00時01分