銚子電鉄 車両の現状(2015/09/19)
老朽化したデハ1001置きかえのため、伊予鉄道から700系713Fを購入した銚子電鉄。
9/15に銚子港に到着し、同日夜に搬入が行われました。
せっかくのシルバーウィークなので、さっそく現地の様子を見てきました。
伊予鉄713Fのほか、ユ101(澪つくし号)・デハ801・デキ3の様子も。
まずは、仲ノ町車庫の様子から。
<仲ノ町車庫 留置状況>
引退したデハ1002と、来年3月で引退するデハ1001が並んで留置されていました。
<仲ノ町駅構内図>
9/19の日中の、仲ノ町車庫の留置状態は上図の通りです。
<デハ1002>
引退しているデハ1002ですが、この日もパンタグラフが上がり、電源が入っていました。
仲ノ町構内の入換用車両として、まだまだ健在のようです。
<デハ1001>
ドアを開けて、車内で何やら作業中のデハ1001。
走るお化け屋敷、「銚子怪談 ~あの世より船霊列車参上~」に使用するための作業だったようです。
<2001F>
2001Fもドアを開けて、こちらは車内の清掃中でした。
<仲ノ町車庫 構内その1>
車庫構内から見た留置状況、その1。
<仲ノ町車庫 構内その2>
車庫構内から見た留置状況、その2。
運用中の2002Fと、外川駅にいるデハ801以外の全在籍車両が留置されており、
仲ノ町車庫はかなり手狭な状態でした。
<クハ763>
肝心の伊予鉄713Fの様子ですが、
外川寄りのクハ763は既にジャッキアップされ、整備が始まっていました。
<クハ763の台車>
抜かれた台車2つは、同じ留置線の奥側に置かれていました。
<クハ763の連結器>
今のところ、密着連結器+電気連結器が装備されているクハ763ですが、
銚子電鉄では自動連結器が使用されているので、
2000形導入時と同じように、密着自動連結器への交換が行われるはずです。
<モハ713>
銚子寄りのモハ713は、まだ作業が始まっていないませんでした。
連結相手の居ない棒連結器という、珍しい状態が観察出来ました。
続いて、笠上黒生駅に留置(放置)されているユ101(澪つくし号)の様子を。
<笠上黒生駅の側線>
今回の車両搬入前に解体される可能性もありましたが、
9/19現在、笠上黒生駅の側線で健在(?)でした。
今回の伊予鉄713Fの搬入は、以前の伊予鉄800系搬入の時とは違い、
犬吠駅~外川駅間(レジャー施設「太陽の里」の駐車場から線路へ)から行われたため、
笠上黒生駅の側線に留置されているユ101に動きは出なかったようです。
もっとも、除籍済みという事実に変わりはなく、朽ちていく期間が延びたというだけではありますが…。
続いて、外川駅のデハ801の様子を。
<外川駅>
今年5/1から「京葉東和薬品昭和ノスタルジー館」として常時公開が始まったデハ801ですが、
夏場の高温による車内環境悪化のため、7月頃から休館しています。
車内には冷房設備がない上に、窓側におもちゃの展示棚があり窓が開かないため、
温室のような状態になってしまったようです…。
GWに訪問した頃には、既に車内で暑さを感じる状態でしたが、休館するとは予想外でした。
-オマケ-
<銚子駅>
9/19の日中運用に就いていたのは、今年4月に脱線事故から復帰した2002Fでしたが、
何かがおかしい…。2つほど違和感が…。
<クハ2502拡大>
違和感その1。
クハ2502の銚子寄り連結器が…ない!
<デハ2002>
本来、密着自動連結器があるはずなのですが…(写真は反対側のデハ2002)。
何があったのやら。
両先頭車の正面に車番ステッカーが、側面に車番ステッカーとCDKステッカーが追加されていました。
ここしばらく、車番が小さなシールのみとなっていたので、これはいい変化ですね。
今回の銚子電鉄レポは以上です。
次回は、713Fが営業運転を開始したら再訪しようと思っています。
報道では、来年3月頃になるとか。
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