品川駅改良工事レポ+その他(2015/09/26)
6~7番線と新車両基地の周辺で進む、品川駅改良工事。
9/26時点の現地の様子をアップします。
前回のレポート(7/18)からは、約2ヶ月が経過しています。
今回も、以下の項目について記事にしています。
①改良工事中の6~7番線と5・6番線ホームの様子
②旧車両基地部分の様子
③新車両基地の未成部分
④高輪橋架道橋改良工事
<品川駅周辺で行われている工事>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(1100x600)の画像を表示します(GIF形式 62KB)
<品川駅構内 工事状況>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(800x495)の画像を表示します(GIF形式 46KB)
まずは、改良工事中の6~7番線と5・6番線ホームの様子から。
<6・7番線 川崎寄り 2/2>
川崎寄りでは、6番線・7番線ともに7月の状態から大きな変化はありませんでした。
このほか、7~9月の変化ではありませんが、
今年始めから5月頃にかけて、6番線ホームの端が1メートルほど削られていたようです。
(ブログ読者様からの情報提供です。ありがとうございます。)
<参考画像:2015/01/24撮影>
削られる前の様子がこちら。
<参考画像:2015/05/30撮影>
5月頃に、ホーム端のコンクリ板が撤去され、その後、ホーム桁の切断が行われたようです。
目的は不明ですが、6番線と7番線の線路の間隔を確保するためしょうか…?
<6・7番線 ホーム中程 1/2>
6番線側には大きな動きはありませんでした。
使用再開予定は約1年後(2016年秋頃)の7番線ホームですが、
ホーム中程では、階段付近を除いてホーム端に誘導ブロックが設置され、舗装も行われていました。
<6・7番線ホーム 東京寄り 3/4>
この付近も、大きな変化はありません。
<6・7番線ホーム 東京寄り 4/4>
直下に業務用地下道がある位置に、ハシゴが設置されていました。
現在は、地下道での作業が優先して行われているのかもしれませんね。
<6・7番線ホームの様子 1/3>
6番線・7番線ホーム東京寄りの先では、何らかの建物の建設が始まっていました。
<参考画像 12番線ホームから>
北乗換通路からでは7番線ホームの屋根が被るので、12番線ホームから撮影。
きちんとした基礎が築かれているようで、仮設の建物では無いようです。
この建物については全く資料がありませんが、乗務員詰所か何かでしょうか…?
<6・7番線ホームの様子 2/3>
6番線ホーム、ユンボが止まっているあたりには、
7月の調査時にはホーム基礎があったはずですが、今回の調査では見当たりませんでした。
理由は不明ですが、いったん撤去されてしまったようです。
<6・7番線ホームの様子 3/3>
7番線ホーム東京寄りは、特に変化はありませんでした。
ホーム中程で行われた誘導ブロックの設置・舗装も、この付近では行われていません。
<5番線ホームの様子>
4番線ホームから見た5番線ホームの様子。
5番線ホームのうち、東京寄り階段から先の部分は7・8番線ホーム寄りに移設されることになりますが、
来年秋に行われる第5次切換工事では、5・6番線の移設は行われないため、
現時点では、5・6番線ホームの5番線側には全く変化がありません。
(参考:今年7月の当ブログ記事「品川駅改良工事の今後…専門誌より」)
続いて、旧車両基地について。
しばらく大きな動きがなかった旧車両基地部分ですが、
旧車両基地と新車両基地を繋ぐ「高浜地下道」に動きがありました。
当ブログでは初めて取り上げる「高浜地下道」とは、
線路に囲まれた旧車両基地と、道路が外部に繋がっている新車両基地を結ぶ地下道で、
工事車両の行き来のために、新車両基地の建設時に整備されたものです。
(※おおまかな位置は下図参照)
(※補足
旧車両基地から公道へは、第1京浜へ出るルートもあるようですが、
東海道上り本線と京浜東北・山手線の線路を横断する必要があるため、夜間のみの使用となっているようです。)
<高浜地下道の位置>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(920x647)の画像を表示します(GIF形式 40KB)
その高浜地下道ですが、上図の通り、
旧車両基地側の出入り口が、移設後の京浜東北・山手線の線路を支障するため、
出入り口の移設工事が始まっていました。
<高浜地下道>
写真手前が、東海道上り線に隣接しているため、移設後の線路に支障する現在の出入り口で、
写真中央から奥側に伸びる地下道が、移設工事中の、線路を支障しない位置の出入り口になります。
<旧車両基地>
旧車両基地には鉄骨が運び込まれていますが、高浜地下道の出入り口付け替えに使用される鉄骨で、
再開発に直接関連する動き(ビルの基礎工事など)では無いようです。
続いて、新車両基地の未成部分について。
<東海道線下り列車より撮影>
未成状態が続いていた、月見1番から月見4番の留置線(写真手前から数えて5本目から8本目まで)ですが、
いつの間にか、枕木と線路が敷設されていました。
9/26の時点では、バラストは敷かれただけで、架線も張られていない状態ですが、
来年3月のダイヤ改正には間に合うのではないでしょうか。
最後に、高輪橋架道橋改良工事の様子を。
<高輪橋架道橋周辺での工事>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(920x600)の画像を表示します(GIF形式 45KB)
<高輪橋架道橋改良工事>
前回の観察(7/18)から2ヶ月が経ち、開削トンネルの天井部分のコンクリ打設まで終わったようで、
トンネルはきれいに埋め戻されていました。
上に載せた図の通り、トンネルの前後の部分はまだ工事が行われていません。
京浜東北・山手線の線路が移設された後に、その部分の工事が行われるため、
高輪橋架道橋の代替トンネルの供用開始は当分先になるでしょう。
代替トンエルの工事が一段落したので、この地点の写真の掲載はいったん休止します。
何か動きがあれば、また掲載を再開する予定です。
今回の品川駅改良工事レポートは以上です。
次回の調査も、約2ヶ月後を予定しています。
| 固定リンク
コメント
6番線ホームの基礎はやはり撤去ですかあ。
自分は、すいごう様の前回のご投稿から何回か観察をしているのですが、工事が進むどころか、あったはずの基礎が見えないので、どうしたのかと思っていたところです。
高輪橋架道橋の部分には今後、東海道線上り本線(本設)の敷設が始まるんでしょうね。
投稿: ひろゆき | 2015年10月17日 (土) 08時37分
ひろゆき様、いつもコメントありがとうございます。
6番線ホームの基礎ですが、仮の基礎ではなかったので撤去は予想外でした。
考えづらいことですが、工事の他の工程と被ったのかもしれませんね。
投稿: すいごう | 2015年10月18日 (日) 22時45分
11月5日に観察してきました。
6番線側のレール敷設のための地盤作り?のような工事が横浜方で始まってました。また6番線ホーム上でもコンクリートの基礎(券売機の?)なども設置され徐々にですが工事が進んでいる印象でした。
また、6番線と7番線の間、工事が全く進まない既存部分との接続部から東京方にかけてマンホール状の穴が2こづつ7番線ホームと並行するように列になってあいてました。場所的には将来の6番線ホームよりもやや7番線側で、6番線の線路とかぶる場所に当たりそうです。
地下の工事が先行しているのでしょうか。それでも1度撤去された新6番線ホームの基礎が2本復旧されてました。
もう一つ、5番線の東京寄りに解体の許可証が貼ってあるのですが、期間が来年1月から3月。5・6番ホームの使用していない東京方の先端部分の取り壊しかもしれません。
投稿: ひろゆき | 2015年11月 7日 (土) 08時03分
ひろゆき様、いつも目撃情報&コメントありがとうございます。
私も、さっそく土曜日に様子を見てきました。
6番線と7番線の間、東京寄りにある穴は、今のところ掘った理由の見当が付きませんね。
仰る通り、6番線の線路(移設後)と被る位置にあるので、ホームの基礎でも架線柱の基礎でもないでしょうし…。
投稿: すいごう | 2015年11月 8日 (日) 20時07分