品川駅改良工事レポ(2016/07/02)
6~7番線と新車両基地の周辺で進む、品川駅改良工事。
秋に行われる第5次線路切換工事まで数ヶ月となった、7/2時点の現地の様子をアップします。
前回のレポート(4/29)からは、約2ヶ月が経過しています。
今回も、以下の項目について記事にしています。
①改良工事中の6~7番線と5・6番線ホームの様子+久しぶりの9・10番線ホーム
②旧車両基地部分の様子+未成の出発1番線
<品川駅周辺で行われている工事>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(1100x600)の画像を表示します(GIF形式 63KB)
<品川駅構内 工事状況>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(800x495)の画像を表示します(GIF形式 46KB)
まずは、改良工事中の6~7番線と5・6番線ホームの様子から。
<6・7番線 川崎寄り 2/3>
6番線ホームの川崎寄りでは、今年秋の使用再開に備えて、ホーム端の柵(写真正面)が作り直されていました。
<6・7番線 川崎寄り 2/3>
一方、6・7番線に繋がる線路が東海道上り本線と繋がっていない状態は変わりません。
第5次切換工事も近づいているので、
分岐器の挿入ではなく、線路を6・7番線方向に付け替えるだけなのかもしれません。
<6・7番線 川崎寄り拡大 2/2>
6番線ホームの端では誘導ブロックの設置が始まり、ホームの再舗装が勧められているようです。
フェンスのこちら側(5番線)でも、一部で床タイルが剥がされ、6番線側とまとめて舗装が行われていました。
<6・7番線 ホーム中程 3/4>
使用再開が近づいた6番線ホームでは、
足下では誘導ブロックが、頭上では場内信号機やケーブルラックの設置が行われていました。
<6・7番線 ホーム中程 4/4>
7番線のホーム中程でも、誘導ブロックの設置が行われました(写真上寄り、フェンスの手前)。
日中はホームに立ち入ることが出来ない7番線ホームですが、コンコース階よりなんとか確認できました。
<6・7番線ホーム 東京寄り 3/3>
6番線ホームの東京寄りでも工事が進み、
既設部分では誘導ブロックの設置が、移設(新設)部分では床板(仮設の鉄板?)の設置が行われていました。
<5番線ホーム 先端部 1/3>
5番線ホームの新橋寄りには目立った変化はありませんが…、
<5番線ホーム 先端部 2/3>
第5次切換工事で使用停止となる5番線側では、早くも仮設フェンスの設置準備が始まっていました。
(写真の右側に斜め入った黒い線が、仮設フェンス設置用に入れられた切り込み)
<5番線ホーム 先端部 3/3>
5・6番線ホームの先端部にある「品川駅開業130周年安全祈念碑」には、動きはありませんでした。
<6・7番線ホームの様子 1/6>
北乗換通路から見た、6・7番線ホーム新橋寄りの工事の様子。
この2ヶ月間で工事がかなり進み、6番線側の線路の敷設が終わっていました。
<6・7番線ホームの様子 2/6>
6番線ホームでは、ホーム桁の上に床板の設置が終わり、
新橋寄り(写真奥側)から、ベニヤ板が敷かれ始めていました。
本設ホームの場合、床板に舗装を行って完成となりますが、
今後行われる夜間工事の際に、床板の撤去・再設置を行う必要があるため、ベニヤ板となっているようです。
<6・7番線ホームの様子 3/6>
7番線ホームでは、これまでホーム端に設置されていた転落防止用の手すり(4月の様子)が撤去されていました。
ホーム端の手すりがなくなり、資材置き場だった7番線ホームも、一気にホームらしくなってきました。
この他、新橋寄りで気になった点を2点ほど。
<6・7番線ホームの様子 4/6>
6番線の新橋寄りでは、バラストをせき止めるような形で、複数の土留めが設置されていました。
土留めのすぐ脇には鉄板があることから、
「鉄板の下には構造物か開口部があり、バラストが鉄板の上に乗るのを防いでいるのでは…?」と予想していますが、さて。
<6・7番線ホームの様子 6/6>
上記の土留めのほか、新橋寄りには大きな開口部が。
一体何が始まっているのか、資料が無いのでさっぱりです。
続いて、かなり久しぶりとなる9・10番線ホームの様子を。
<待合室工事中 2/2>
6月頃から、9・10番線ホーム中程にある階段の下では、待合室の工事が始まりました。
<既設待合室>
9・10番線ホームには、既にホーム中程に待合室(上野東京ライン開業時に設置)がありますが、
壁も空調も無く(夏期のみスポットクーラー設置)、「待合室」と呼ぶには酷な環境となっています。
第2の「待合室」が、きちんとした壁のある待合室だといいのですが…。
最後に、旧車両基地部分と、未成の出発1番線の様子について。
<6番線から伸びる線路 2/2>
使用再開(第5回線路切換工事)まで数ヶ月となり、
6番線から延びている線路は、ほぼ工事が終わったようでした。
<高浜地下道の現出入口>
旧車両基地部分と現事務所脇(外部に繋がる道路あり)を地下で繋ぐ「高浜地下道」の、
旧車両基地側出入り口の付け替え工事ですが、こちらも工事が続いていました。
<高浜地下道の新出入口>
その「高浜地下道」の新しい出入り口ですが、だいぶ工事が進んでいるようでした。
<工事中の東海道上り本線>
未成となっている「(本来の)東海道上り本線」の敷設工事ですが、
軌道工事が終わり、あとは架線を張るだけの状態になっていました。
<出発線・本線合流部分付近>
記事トップの配線図では細かくなりすぎるため省略しましたが、
秋の切換工事では、出発線と新上り本線が合流した先の線路も、下り本線に沿った形に線形が変わります。
その線路も、現上り本線のすぐ近くまで伸びていました。
今回の品川駅改良工事レポートは以上です。
次回の調査は、約2ヶ月後を予定しています。
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コメント
昨日、見てきました。
5番線ホームの切り込みの他にも、「△仮囲い」のビニールテープが貼られていました。新ホームの形状をたどってくると、5・6番ホームの北階段を降りたところから海側にカーブしていくような形になるんでしょうね。
6番線の新橋方には軌道検測車のような車両も止まっており、いよいよだなあと感じました。6・7番線の使用再開は同時でしょうか。来年春には品川折り返しの上野東京ラインの増発も可能になりますね。
投稿: ひろゆき | 2016年7月10日 (日) 13時46分
ひろゆき様、いつも情報&コメントありがとうございます。
6番線にはもう軌道検測が入りましたか。
秋の切換工事の具体的な時期はまだ不明ですが、秋の早い時期(9月または10月前半?)なのかもしれませんね。
6・7番線の使用再開ですが、「東工技報」によると秋の切換工事で同時ですね。
5番線が単独で改良工事に入ることになります。
投稿: すいごう | 2016年7月10日 (日) 22時39分