板橋駅 電留線整備工事レポ(2017/07/08)+使用開始時期について
品川駅周辺の再開発に関連して、板橋駅で行われている電留線の新設工事。
7/8(土)に現地の様子を見てきました。
前回のレポート(2017/05/03)からは、約2ヶ月が経過しています。
今回は、電留線の使用再開時期についても取り上げています。
まずは、電留線設置予定場所の様子から。
<駅東側 電留線予定場所 1/5>
軌道が完成形になっている点は前回から変わりありませんが、
それ以外の工事(本線と電留線の間へのフェンス設置など)が進んでいました。
<駅東側 電留線予定場所 2/5>
電留線のうちホーム寄りの2線では、車止標識と、架線引き留め用の架線柱が設置されました。
<電留線 停車位置想定場所 1/3>
ホーム寄りの2線の停車位置ですが、この付近になるようです。
<電留線 停車位置想定場所 2/3>
停止位置の手前には、
ATACS用の、ID地上子(写真左)と位置補正用地上子(写真右)が設置済みでした。
<電留線 停車位置想定場所 3/3>
停止位置と思われる場所には、「10」と書かれた標識が設置されていました。
<駅東側 電留線予定場所 3/5>
3本目の電留線も、終端部以外は完成形と見て良さそうでした。
<駅東側 電留線予定場所 4/5>
3本目の電留線にも車止標識が設置されましたが、車止め(制走堤)は未設置です。
既存の架線柱(写真中央)と設置位置が干渉しているようなので、
架線柱の移設後に、車止めが設置されることになるでしょう。
<駅東側 電留線予定場所 5/5>
駅の池袋寄りでも、フェンスの設置が進んでいました。
<駅西側 保守用側線脇>
駅西側の保守用側線の脇には、
鋼製架線柱と架線ビームの部品が用意されていました。
続いて、電留線に繋がる分岐器が設置された場所の様子を。
<板橋駅ホームより>
作業場所近くの、第一雲雀ヶ谷踏切・第二雲雀ヶ谷踏切で撮影した写真を、
池袋駅寄りの渡り線から順に載せていきます。
<第一雲雀ヶ谷踏切にて 1/2>
渡り線付近ですが、引き続き架線柱の建て替えが進められており、
架線の敷設はまだでした。
<第一雲雀ヶ谷踏切にて 2/2>
この付近は、前回から変わりありません。
<第二雲雀ヶ谷踏切にて 1/5>
この付近も、大きな変化はありませんでした。
<第二雲雀ヶ谷踏切にて 2/5>
前回からの目に見える変化は、転轍機(ES Ⅱ型)が設置されたこと…くらいでした。
<第二雲雀ヶ谷踏切にて 3/5>
踏切の道路部分については再舗装が行われたようで、
アスファルトと白線が真新しい状態になっていました。
<第二雲雀ヶ谷踏切にて 4/5>
この付近から先では、袋詰めのバラストがレールの上に置かれていたりと、
まだ工事中という印象を受けました。
<第二雲雀ヶ谷踏切にて 3/5>
この分岐器でも、本線から分岐してすぐの場所にある分岐器(3枚前の写真)と同様に、
転轍機(ES Ⅱ型)の設置が行われました。
電留線の整備工事からは外れますが、滝野川口での新駅舎建設工事の様子を。
<板橋駅 滝野川口 1/2>
わずか2ヶ月しか経っていませんが、
新駅舎が建設される場所の盛り土掘削がかなり進んでいました。
最後に、肝心の電留線の使用開始時期について。
「東工技報(JR東日本 東京工事事務所 制作)」のVol.29(2015年度)によると、
『本計画は、品川駅改良計画に合わせ2018年度末の使用開始を予定している。 (P45)』とのことです。
工事の進捗状況から予想していた使用開始時期(今年度末頃?)からすると、予想外に遠い時期ですが、
その頃までは、品川駅の山手線電留線が使用中でも、品川駅での改良工事には影響を与えないのでしょうね。
板橋駅で行われている、電留線整備工事の様子は以上です。
次回も、およそ2ヶ月後を予定しています。
| 固定リンク
コメント