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2018年9月16日 (日)

2018.08.11~13 立山黒部アルペンルート旅行 3日目

夏の旅行3日目。
(1日目・2日目はこちら

旅行最終日は、黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に乗ります。


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旅行3日目の朝。
うーん、今年の夏の旅行も雨に降られてしまいましたね…。

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ホテルの廊下の窓からは、眼下に富山駅のロータリーが。
新幹線の開業後に富山に来たのは初めてですが、こんなに綺麗に整備されていたんですね。

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最終日は、2日目の行程でかなり疲れると予想していたので、
ホテルをかなり遅めに出る行程にしました。
 
11時少し前にホテルを出ましたが、この時点でもまだ雨が降っていました。
 

Img_50112<富山駅>
この日乗車する「黒部峡谷鉄道」は、宇奈月温泉から出ているので、
まずは、11時19分発の「はくたか560号」で黒部宇奈月温泉駅へ。

Img_50142<黒部宇奈月温泉駅>

Img_50152<新黒部駅>
黒部宇奈月温泉駅で、富山地鉄の新黒部駅へ乗り換えます。
 
新黒部駅は、北陸新幹線の開業に伴って新設された富山地鉄の駅で、
両駅は屋根付きの通路で結ばれています。
 
Img_50162<新黒部駅>
この頃には、雨もだいぶ小降りになっていました。
 

Img_50172<宇奈月温泉駅>
新黒部駅から20分ちょっとで、終点の宇奈月温泉駅に到着。

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黒部峡谷鉄道へは、駅舎の外に出ての乗換になります。
 
駅前には温泉を利用した噴水が!
結構熱い温泉でした。
 
駅に到着した頃から、雨が再び激しくなってきました…
 

Img_50232<宇奈月駅>
富山地鉄の宇奈月温泉駅から歩くこと数分、黒部峡谷鉄道の起点の宇奈月駅に到着しました。

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駅の窓口で、インターネット予約の番号を提示して乗車券に引き替えてから、ホームへ。

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観光路線として有名な黒部峡谷鉄道ですが、
その始まりは黒部川電源開発の資材運搬路線であり、今でもその役割が続いているため、
宇奈月駅の側線には貨車がぴっしりと留置されていました。

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勾配が急なため、機関車は重連になっています。

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往路に乗車するのは、窓のないオープンなトロッコ客車です。
(※写真は終点の欅平で撮影)

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12時50分、黒部峡谷鉄道のゆるキャラ「でんちゃー」に見送られ、列車は宇奈月を出発!

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宇奈月駅を出発した列車は、かなりの急勾配を上っていきます。
左手には、かつて使われていた旧線の橋梁(山彦橋)が見えました(振り返って撮影)。
 
旧線の橋梁とは高さがかなり異なりますが、これは、上流に建設された宇奈月ダムの影響で、
水没エリアより高い場所を通るように線路が付け替えられたことによるものだそうです。

Img_5034_2<宇奈月ダム>
しばらくすると、その宇奈月ダムが右手に見えてきました。
撮影に失敗して、ダムの天端しか見えていませんが…。

Img_50352<宇奈月ダム>
下流側からの撮影に失敗したので、上流側からの写真を。

Img_5039_2<新柳河原発電所>
さらに進むと、右手に西洋の城のような建物が。
 
これは新柳河原発電所の建物で、
宇奈月ダムの建設によって、元からあった柳河原発電所がダム湖に沈むため、
代替として建設された発電所だそうです。

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対岸には、緑の斜面をまるで道のように横切る線が。
宇奈月温泉の源泉から、宇奈月温泉へお湯を送る引湯管だそうです。

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写真の赤い矢印が引湯管です。

Img_5045_2<サル橋>
さらに進むと、右手に「サル橋」が見えてきました。
宇奈月ダムの建設によって、サルが対岸に渡れなくなってしまうことへの対策として建設された、
サル用の吊り橋だそうです。

Img_5046_2<仏石>
さらに、右手には「仏石」と呼ばれる岩が。
自然の力で、まるで仏様のような形に削られていることから、このように呼ばれているんだとか。

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列車は、途中の駅で対向列車と交換しました。
対向の列車は観光客向けではなく、電力関係者専用列車で、
貨車にはゴミ運搬用のコンテナ「峡谷美人」が積載されていました。

Img_50522<黒薙駅>
宇奈月駅から24分、列車は途中の停車駅である黒薙駅に到着しました。

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とてつもない山の中にある駅で、
ここから20分ほど山道を歩くと、黒薙温泉という温泉があるそうです。
宇奈月温泉のお湯は、その黒薙温泉から引いているお湯なんだとか。

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写真がぶれてしまっていますが、
黒薙駅からは、電力施設への支線が伸びていました。
 
この駅に限らず、黒部峡谷鉄道のあちこちの駅では、沿線の電力施設(発電所など)への支線が枝分かれしていました。
この路線が、黒部川上流での電力事業のために通されたことを実感しながら、
トンネルの中へ消えていく支線を眺めていました。

Img_5055_2<跡曳水路橋>
黒薙駅を出てすぐに通過する谷には、左手にアーチ橋が。
 
これも電力関連の施設で、黒部川の上流で取水した水を、
さきほど通った新柳河原発電所へ送水するための水路橋だそうです。
なんと、昭和2年に完成した橋とのこと。

Img_505722<冬期歩道>
黒部峡谷鉄道の沿線には、冬期、鉄道が運休する期間にダム関係者が行き来するための歩道が設けられています。
写真のコンクリ内部に、その「冬期歩道」が通っているとのことです。

Img_5059_2<出し平ダム>
列車はさらに進み、出し平ダムの脇を通過しました。
宇奈月ダムに続き、この路線で2つ目のダムになります。

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緑色の湖面。
 
アオコや何かで緑になっているわけではなく、
日光が湖面で反射してこのような色になっているんだそうで(列車の観光案内より)、
ダムの水位によって、水面の色は変化するそうです。

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谷はどんどん深くなっていきます…。
写真は、猫に追われた鼠でさえ上ることが出来なかったと言われる「ねずみ返しの岩壁」です。

Img_50672<黒部川第二発電所 1/2>

Img_50692<黒部川第二発電所 2/2>
さらに進み、列車の右手、黒部川の対岸には黒部川第二発電所が。
電力関係の施設が本当に多いですね。

Img_50702<猫又駅>
黒部川第二発電所のすぐ先には、猫又駅が。
関西電力専用駅のため下車はできませんが、対向列車との行き違いのため停車しました。

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対向列車は、今度は観光客向けのトロッコ列車でした。
 
午前中から欅平に向かっていた人達が続々と山を降りてくる時間帯だったようで、
向こうの列車は、全車びっしりと人が乗っていました。
 
こちらの列車は、午後に宇奈月を出る列車ということで結構空いていて、
多客期にトロッコの景色を楽しむなら、午後に宇奈月を出る列車の方が良さそうだなぁ…と。

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猫又駅の周辺では、黒部川の川岸で工事が行われていて、
大型の土嚢が積み上げられ、複数の工事車両が留置されていました。

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黒部川では、豊富な水量を利用して電源開発が行われていますが、
逆に言えば、荒天時の水量もとんでもないわけで、
川には、過去の台風で流されてきた大きな岩がゴロゴロと。
 

Img_50832<鐘釣駅 1/2>
宇奈月から1時間、列車は2つ目の停車駅である鐘釣駅に到着。

Img_50842<鐘釣駅 2/2>
この駅は急勾配の途中にあり、長いトロッコ列車は収まり切らないので、
到着時には安全側線まで入線して客扱いを行い、
客扱い終了後にいったん後退し(上写真は後退途中)、欅平に向かう運行方法となっています。

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鐘釣駅を出ると、左手には万年雪が見えてきます。
この時期になると、雪の上に土が積もってかなり見づらいですが、
8月に雪を見ると、さすがにテンションが上がりますね。

Img_508722<ウド谷橋(の近く)>
そして、列車はウド谷橋を通過します。
 
この場所は、冬場に雪崩が多発する場所のため、
冬場は橋・レールを取り外してトンネル内に格納し、トンネルも入口のドアを閉めるそうです。
写真に写っているのが、トンネルのドアになります。

Img_508932<小屋平ダム 1/2>
列車はさらに進み、小屋平ダムの脇を通過します。

Img_51632<小屋平ダム 2/2>
ダムの先には、アーチ形の妙な建物が建っていました。
 
案内放送によると、ダムの取水設備のゲートだそうです。
ゲートは水圧に耐えるようアーチ形になっているため、建物もゲートの形そのままになっているんですね。

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天気は相変わらず悪く、谷には霧が出ていました。
 

Img_510522<欅平駅>
宇奈月駅から1時間半、終点の欅平駅に到着しました!
 
線路はさらに続き、この先にある縦坑をエレベーターで上がり、さらに先まで続いていますが、
電力関係者専用のため、一般の観光客が訪れることができるのはこの欅平駅までとなります。

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欅平駅のホームの真下には、黒部川第三発電所が。

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まずは、欅平駅の屋上に出て、周りの景色を堪能することに。

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改めて、もの凄いところに鉄道が通っているんだな…と。

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14時を過ぎていたので、駅構内のレストランで食事にしてから駅の外へ。
観光客でびっしりでした。

欅平駅の周辺は、遊歩道がしっかり整備されているので、
戻りの列車の時間まで、周辺を軽く散策することに。

Img_51552<奥鐘橋>
奥鐘橋を渡って向こう側へ。

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奥鐘橋の上からの景色。

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奥鐘橋からは、先ほど欅平駅のホームから見えた黒部川第三発電所が見えました。

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黒部川第三発電所の上流側には、新黒部川第三発電所が見えました。
本当に発電所だらけですね。

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あまり発電量は多くなかったようで、放流量は少なかったように見えました。
 

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奥鐘橋を渡ると、黒部の大自然を堪能できるエリアへ入っていきます。
 
遊歩道が整備されているとは言え、落石等の危険があるとのことで、
危ないんだぞーっ!」と書かれた警告と、ヘルメットが用意されていました。

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黒部川とその支流には、あちこちに砂防堰堤が整備されていました。

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奥鐘橋のすぐ先ですれ違った軽自動車。
関西電力の敷地内という扱いのようで、ナンバーが付いていませんでした。

Img_51392<人喰岩>
奥鐘橋からすぐの場所には、大きくオーバーハングした「人喰岩」が。
すごい迫力でした…。

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さらに進むと、道端には多くの紅葉が。
紅葉の季節になると、とても綺麗なんだそうです。

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クマ、出るんですか…。
 

30分ほど散策した後は、欅平駅から再び黒部峡谷鉄道に乗り、山を降りていきます。

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復路は窓付き客車にしました。
乗客で満員になった冷房の無い客車は、窓を全開にしても窓が曇るほどに暑かったですが、
旅行での疲れが出て、宇奈月までの大半の時間をうつらうつら…

Img_51682<宇奈月駅>

Img_51702<宇奈月温泉駅>
宇奈月駅で富山地鉄に乗り換えて、新黒部駅へ。

Img_51722<新黒部駅&黒部宇奈月温泉駅>
天気はすっかり回復していたので、往路の乗り換えの際には出れなかった乗換通路の外へ。

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駅前の駐車場では、黒部峡谷鉄道でかつて使用されていた機関車と客車が展示されていました。
 

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駅の隣にある地域観光ギャラリーで夕食用の駅弁を調達してから、新幹線のホームへ。
 
ちょうど、能登半島の向こう側に沈んでいく夕陽を見ることができました!

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地平線にかかってからは、あっという間に沈んでいきました。
 

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18時45分発の「はくたか574号」で一路東京へ。

Img_51912<東京駅>
黒部宇奈月温泉駅からの乗車のため、各駅停車タイプのはくたか号しか選択肢はありませんでしたが、
それでも、わずか2時間半で東京駅へ。
 
立山黒部アルペンルート旅行、無事終了です!


~旅行まとめ~

2日目の途中に書きましたが、
何年か前から気になっていた黒部ダムをついに訪れることができ、
アルペンルートの複数の乗り物と、黒部峡谷鉄道のトロッコ列車を堪能した旅行でした。
大満足!

 
立山黒部アルペンルート旅行記は以上です。
ありがとうございました。

 
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