品川駅改良工事レポ+高輪ゲートウェイ駅の様子(2020/01/25)
開業が迫る高輪ゲートウェイ駅と、
工事が続く品川駅と周辺の様子を1/25(土)に見てきました。
前回のレポート(昨年12月)からは、約1ヶ月半が経っています。
今回のレポート対象は、以下の通りです。
①高輪ゲートウェイ駅と、駅に繋がる道路
②高輪橋架道橋の様子
③切換地点の現在の様子
④使用停止になった3番線の様子
⑤山手線電留線の跡地の様子
⑥その他、品川駅で行われている改良工事について
まずは、高輪ゲートウェイ駅と、新駅に繋がる道路について。
<車町児童遊園跡>
新駅の様子…と言っても、これまで新駅観察のために利用していた車町児童遊園は、
昨年12/27で閉園してしまったので、周辺の道路からの様子になります。
<高輪ゲートウェイ駅>
泉岳寺交差点から見た、高輪ゲートウェイ駅の様子。
時期的に、駅前広場の工事が行われているはずですが、フェンス越しでは…。
泉岳寺交差点ではなく、もう少し南にある高輪二丁目交差点のあたりからは新駅がよく見える(らしい)ので、
次回のレポートでは、そちらから確認してみようと思います。
<補助332号線の工事 1/3>
高輪ゲートウェイ駅へと繋がる「補助332号線」が接続する泉岳寺交差点では、
新駅へと繋がる道路の工事が進んでいました。
<補助332号線の工事 2/3>
工事のために迂回している歩道と、使用開始前のために黄色いカバーがかかった信号機。
<補助332号線の工事 3/3>
フェンス越しに中の様子を伺うと、
舗装こそまだですが、土の地面が新駅へと延びていく様子が確認できました。
続いて、高輪橋架道橋の様子を。
<高輪橋架道橋>
「第二東西連絡道路」建設のため、今年4月で通行止めとなる予定の高輪橋架道橋ですが、
今のところ、具体的な通行止めの時期を告知したポスターなどはありませんでした。
続いて、切換工事の現在の様子について。
まずは田町側から。
<田町側切換換地点 1/3>
切換工事から2ヶ月が経ち、この場所で大規模な工事があったことを示すものは、
真新しいバラストくらいになっていました。
<田町側切換換地点 2/3>
新線の線路の間に残されていた旧線の線路ですが、
すっかり撤去されていました。
<田町側切換換地点 3/3>
北行旧線の立体交差についても、
切換地点に近い場所から、徐々にレールの撤去が始まっていました。
続いて、品川側の様子を。
<品川側切換換地点 2/3>
田町側でも、旧線の軌道撤去が本格化していました。
レールやマクラギが撤去され、工事車両が通るための鉄板が敷かれたため、
旧線の位置は、だいぶ分かり辛くなってきました。
新線にかけられていた速度制限ですが、切換工事から1ヶ月が経過した12月下旬頃に解除され、
田町駅と品川駅に設置されていた臨時信号機も撤去されています。
続いて、使用停止になった品川駅3番線の様子を。<3番線 大井町寄り 1/3>
使用停止から2ヶ月が経った3番線ホームですが、
あまり変化はなく、目に見える大きな変化は、架線が撤去されたくらいでした。
<3番線 大井町寄り 2/3>
ATOSの出発時機表示器も、まだ撤去されずに残っていました。
<3番線 大井町寄り 2/2>
それでも、茶色に錆びたレールには、一定間隔で黄色い印がつけられていて、
レールの撤去が近いようです。
また、ホーム全域で照明設備が撤去され、工事用の蛍光灯が設置されていました。
<3番線 ホーム中程 2/3>
ホーム中程についても、大きな変化はありませんでした。
<3番線 ホーム中程 3/3>
3・4番線ホームの中程にある階段では、
ラッシュ対応のために、ホームの3番線側が再び開放されており、
本格的なホーム改良工事は、まだ先になるのではないでしょうか。
<3番線 田町寄り 2/3>
目立った変化の無い3番線ですが、
田町寄りではレールの切断が始まっていました(写真の赤矢印の箇所)。
<3番線 田町寄り 3/3>
3・4番線ホームの田町寄りに残っていた、青い色の建物ですが、
隣にあった詰所(?)に続き、こちらも撤去されました。
上屋の撤去も始まっており、
以前と比べると、かなりすっきりした状態になりました。
続いて、山手線電留線の跡地の様子について。
<山手線電留線跡 2/4>
バラストの上に工事車両の通行のための鉄板が敷かれ、
徐々に、「電留線の跡」から「工事現場」へと、姿を変えつつありました。
<山手線電留線跡 3/4>
電留線の跡と本線との間には、フェンスが設置されました。
<山手線電留線跡 4/4>
保守用車両の格納庫は健在でした。
最後に、品川駅で行われているその他の改良工事をまとめて取り上げます。
まずは、北口コンコース・北口広場の整備に関連した工事から。
<北口広場の人工地盤 2/2>
具体的に「何本目が立った」のかは分かりませんが、
線路の脇に立つ、人工地盤のための鉄柱はかなり増えていました。
今は空が見える6番線ホームの新橋寄りも、
いずれ、全て人工地盤で覆われることになります。
また、9・10番線ホームや11・12番線ホームでは、
今後行われる人工地盤の整備工事に、これまでの改良工事で整備された背の高い上屋が支障するため、
上屋の切り下げが行われています。
<9,10番線 上屋切り下げ>
写真左側が、これまでの改良工事で整備された上屋で、
写真右側が、切り下げ後の上屋となります。
<11,12番線 上屋切り下げ>
写真奥側が、切り下げ後の上屋となります。
だいぶ上屋の高さが下がったことが分かります。
続いて、9・10番線ホームで行われている工事の様子を。
品川駅の北寄りでは、6番線ホームの地下から9番線ホームの地下にかけて、地下物流施設が建設中です。
(参考記事:2018年12月 品川駅周辺での工事+今後の切換工事について)
そのため、いったんは改良工事が終わった9・10番線ホームは、
再び床面がベニヤ板になり、ホームの下では地面の掘削が行われています。
地下を掘り下げるため、6番線や7番線についても工事桁に載せられた状態になっています(画像)が、
9番線でも、工事桁の設置が始まりました。
<9番線の工事桁 2/2>
1/23(木)の夜から1/24(金)にかけて、ひとつめの桁が設置されたようです。
写真に写っている範囲の8番線(奥)・9番線(手前)の線路は、
いずれ全てが工事桁に置き換わるはずですが、まだまだ先は長いですね。
このほか、北乗換通路で行われていた、9・10番線ホームへのエスカレーター(ESC)設置工事ですが、
エスカレーターの使用開始は、2/1(土)からになるそうです。
<9,10番線ホームへのESC設置 1/4>
乗換通路には案内サインが設置されました。
<9,10番線ホームへのESC設置 2/4>
足場も取れ、あとは使用開始を迎えるだけのようです。
<9,10番線ホームへのESC設置 3/4>
既に、内部の照明も点灯済みでした。
<9,10番線ホームへのESC設置 4/4>
以前はエスカレーターの「増設」とお伝えしていましたが、
これまでのエスカレーターは使用停止となるそうです。
元々あった、階段・エスカレーターは、
地下を掘削するエリアの真上に存在するため、今後どうなるかが気になるところです。
要観察ですね。
今回の品川駅・高輪ゲートウェイ駅周辺の様子は以上となります。
次回のレポートは、高輪ゲートウェイ駅の開業1~2週間前となる、
3月上旬頃を予定しています。
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コメント
いつもありがとうございます。
15号線との連絡路も形がみえてきましたね。
電留線も整地が進んですっきりしましたね。
京浜急行の工事開始が楽しみです。
9番線の桁化は、地下物流施設建設のためでしょうかね。
投稿: 通天丸 | 2020年2月 1日 (土) 22時05分
何時も丁寧なレポを有難う御座います。
3番線のレール撤去が2/3週から始まったようです。
あくまでもテレビ画像からの目視判断ですが、大井町寄りのレールは撤去されて
何か土嚢みたいなものが積まれています。
高輪GW駅周辺でのフェスタ展示館の建設状況も良く見てとれます。
※NHK おはよう日本の06:55から交通情報の背景として品川駅が映りますので
高輪GW駅建設状況や電留線の状況などが良く分ります。
ちなみに昨年8/13~12/26までは電波障害の影響回避とのことで東京駅が映し
出されていました。年明けの1/6から品川駅中継に戻っていますが、土曜日は
東京駅中継です。
投稿: その辺のおっさん | 2020年2月 7日 (金) 08時17分
遅くなりましたが、現地の情報ありがとうございます。
3月に、次回のレポートのために現地を調査する頃には、
レールは全て撤去された状態となりそうですね。
番組で、駅が映る細かい時間のご紹介もありがとうございます。
こちらでも確認してみようと思います。
投稿: すいごう | 2020年2月11日 (火) 05時18分
京急高架下に養生シートが張られていますね。京急ビル解体資材運搬用の通路に
するのでしょうかね。
投稿: 通天丸 | 2020年2月13日 (木) 10時52分
新駅も照明が点灯されていることが増えてきました。
白色ではなく電球色です。
投稿: von Kimura | 2020年2月16日 (日) 23時03分