山手線 ホームドア設置状況(2020年度最新版)
山手線で行われているホームドア工事についてのまとめ記事です。
※2021年度の状況はこちらへ。
※こちらは2020年度のまとめ記事となります。
-過去記事-
2014年度 駅工事記録:品川駅(5月)、品川駅(12月)、代々木駅(9月)
2015年度 駅工事記録:15年度工事まとめ記事
2016年度 駅工事記録:16年度工事まとめ記事
2019年度 駅工事記録:19年度工事まとめ記事
★ホームドア整備年度まとめ(稼働順) 2020/08/31更新★
2010年度(2)
恵比寿駅(6/26稼働)、目黒駅(8/28稼働) ※両駅とも6扉車部分を除く
2011年度(-)
恵比寿駅、目黒駅 ※6扉車部分への追設
2012年度(2)
大崎駅(12/22稼働)、池袋駅(2013/3/02稼働)
2013年度(7)
大塚駅(4/20稼働)、巣鴨駅(6/29稼働)、駒込駅(8/03稼働)、新大久保駅(9/28稼働)
目白駅(11/09稼働)、高田馬場駅(12/21稼働)、田町駅(2014/3/29稼働)
2014年度(7)
御徒町駅(5/10稼働)、西日暮里駅(6/28稼働)、有楽町駅(8/30稼働)、鶯谷駅(10/18稼働)
原宿駅(12/13稼働)、田端駅(2015/2/21稼働)、五反田駅(2015/3/28稼働)
2015年度(5)
秋葉原駅(6/20稼働)、代々木駅(10/24稼働)、上野駅(12/12稼働)
神田駅(2016/2/13稼働)、日暮里駅(2016/3/19稼働)
2016年度(1)
品川駅(8/11稼働)
2019年度(3+原宿新ホーム)
新橋駅(10/9稼働)
高輪ゲートウェイ駅(2020/3/14開業)、原宿駅 新2番線(2020/3/21供用)、浜松町駅(2020/3/28稼働)
2020年度(1)
東京駅(5/24稼働)
時期不明2駅(大規模改良工事などによる)
・渋谷駅…ホーム移設を含めた改良工事中
・新宿駅…東西自由通路新設工事など進行中
-参考-
・原宿駅2番線(当時)…駅改良工事のため、2017年7月25日から2018年末頃まで、3号車4番ドアと4号車1~4番ドアまで一部撤去(参考)
・原宿駅旧2番線…ホーム使用停止により、2020年8月下旬にすべて撤去
【2020/08/31更新】
8/30(日)に、ホームドア撤去工事中の原宿駅の様子を確認しました。
<原宿駅 旧2番線 2/2>
撤去が行われた日付は不明ですが、撤去工事が本格化した7月下旬からわずか1ヶ月後の8月下旬に、
原宿駅旧2番線ホームのホームドアは全て撤去されました。
撤去方法は不明ですが、
搬入時と同様に、モーターカー&輸送トロでの一斉搬出だった可能性が高そうです。
<ベースプレート部 2/2>
施工中や施工後は見ることができなかった、
ホーム床に設置されたベースプレートが、よく観察できるようになっています。
山手線仕様のホームドアは、ホーム床に設置された「ベースプレート」に、
ホームドア筐体と一体化して "脚" の役割を果たす「機械プレート」をボルトで止める構造ですが、
京浜東北線仕様のホームドアでは、コストダウンと工期短縮のために構造が見直されたため、
ベースプレートは、山手線仕様のホームドア特有の部品となりました。
【参考】R&m 2017年7月号「大規模駅改良プロジェクトにおけるホームドア工事計画に関する研究」P43~P48
【2020/07/26更新】
7/25(土)に、ホームドアの撤去作業が始まった原宿駅旧2番線の様子を確認しました。
<原宿駅 旧2番線 1/4>
前回の訪問から2週間、
旧2番線ホームでは、渋谷方から仮囲いの設置が始まりました。
<原宿駅 旧2番線 2/4>
前回も書いたとおり、工事期間は2021年夏頃までの予定だそうです。
<原宿駅 旧2番線 3/4>
ホームの渋谷寄りでは、床面の笠石やタイルが撤去され、
ホームドアをホームに固定するためのベースプレートなど、ホームに埋め込まれていた部分が姿を現しました。
設置工事の際は、営業時間帯は覆工板の下に隠れてしまう部分のため、
一般利用者がこの部分を目撃するのは、恐らく、これが初めてではないでしょうか。
山手線仕様のホームドアでは、筐体の固定部材をホームに埋め込んでしまいますが、
京浜東北線仕様ではコストダウンおよび工期短縮のため、
以下の写真のように、施工完了後も固定部材が露出しています。
<京浜東北線仕様のホームドア>
このように、山手線仕様と京浜東北線仕様では、筐体の固定方法が異なり、
また、新規にホームドアが設置される駅では、工期短縮のために京浜東北線仕様で施工が行われているため、
撤去されたホームドアがどこかに移設される可能性は、かなり低いのではないかな…と思っています。
【2020/07/13更新】
7/12(日)に、原宿駅の旧2番線の様子を確認しました。
<原宿駅 旧2番線 1/4>
使用停止から4ヶ月が経った、原宿駅の旧2番線ですが、
ホームの床面にケガキ線が書き込まれていました。
<原宿駅 旧2番線 2/4>
工事関係者の出入り口が設置されると思われる「トビラ」の文字も。
<原宿駅 旧2番線 4/4>
ホームの代々木寄りには仮囲いが設けられ、
2021年夏頃まで駅改良工事が行われると書かれたポスターが。
ホームのケガキ線と、「ホームが狭くなります」と書かれたポスターより、
旧2番線のホームドアの撤去作業のため、仮囲いの設置が行われるのでしょう。
いつ頃から撤去が本格化するのかは不明ですが、今後も要観察かな、と。
【2020/06/28更新】
東京方面への外出のついでに、
交換が進んでいるホームドアの部品を確認しました。
<秋葉原駅>
いくつもの駅で、ドアの外側に設置されている取り残し防止センサー(写真右側)と対になる部品が、
これまでとは異なる、黄色い板状の部品(写真左側)へと交換されており、現物の写真を載せておきます。
部品のアップ。
ホームドアが白い筐体なので、だいぶ目立ちます。
【2020/06/22更新】
6/21(日)に、東京駅と原宿駅の様子を確認しました。
<東京駅4,5番線>
東京駅の4番線(山手線内回り)ホームおよび、5番線(山手線外回り)ホームですが、
4/23(木)・4/24(金)にドアが設置され、5/24(日)の初電からホームドアの使用が始まっています。
新橋駅・高輪ゲートウェイ駅・原宿駅2番線に続く、
4駅目の、京浜東北線タイプのホームドア設置駅です。
<11号車4番ドア>
東京駅では、先頭車の運転台直後のホームドア(1号車1番ドアおよび11号車4番ドア)は、
E235系のドア位置のみに対応した、開口部が2000mmのドアとなっています。
■参考■
2020年にホームドアが稼働した山手線の駅の、
先頭車の運転台直後のドア(1号車1番ドアおよび11号車4番ドア)の開口幅
高輪ゲートウェイ駅(3/14開業)・・・東京駅と同じ、E235系のみに対応した開口幅2000mmのドア
原宿駅新2番線(3/21稼働)・・・E231系/E235系の両形式の先頭車に対応した開口幅2900mmのドア
浜松町駅(3/28稼働)・・・E231系/E235系の両形式の先頭車に対応した開口幅2900mmのドア
東京駅(5/24稼働)・・・235系のみに対応した開口幅2000mmのドア
続いて、原宿駅の様子を。
<原宿駅 旧2番線>
3月の新ホーム供用開始により使用停止となった、原宿駅の旧2番線ですが、
6/21(日)時点でのホームドアは、使用停止直後と変わらない、
号車番号・ドア番号ステッカーと点字シートが覆われただけの状態でした。
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コメント
山手線も新宿駅と渋谷駅の設置を残すのみとなりましたね。
秋葉原駅の山手線内外回りホームドア、角柱部品が黄色いフィンに取り替えられています。
京浜東北線南行ホームは角柱部品です。
投稿: von Kimura | 2020年6月25日 (木) 20時34分
目撃情報ありがとうございます。
秋葉原駅の部品の写真を、記事に追加いたしました。
投稿: すいごう | 2020年6月28日 (日) 02時06分
秋葉原駅の写真、山手線外回り11号車2番ドアですね。
レトロフィットでは4箇所で固定されています。
設置時から装備しいている場合は6箇所です。
6箇所タイプは上下のネジの位置が上端下端にそれぞれ寄っています。
投稿: von Kimura | 2020年6月29日 (月) 02時28分
原宿駅旧ホームのホームドアが全て撤去されたみたいです
投稿: | 2020年8月30日 (日) 11時56分
コメントありがとうございます。
Twitterなどの目撃情報を参考にすると、
23日からの週の後半に撤去された可能性が高そうですね。
投稿: すいごう | 2020年8月31日 (月) 03時01分
原宿駅の旧外回りホーム、笠石の撤去は終わったようですね。
投稿: von Kimura | 2020年12月14日 (月) 05時30分