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2021年4月 9日 (金)

品川駅改良工事と品川駅周辺の様子(2021/04/03)

品川駅改良工事と、品川駅と高輪ゲートウェイ駅周辺で進む各種工事の様子を、
4/3(土)に確認してきました。

前回のレポート(昨年12月末)からは、約3ヶ月が経っています。

 
今回のレポート対象は、以下の通りです。

①高輪ゲートウェイ駅周辺と、出土した高輪築の様子
②高輪橋架道橋の現状
③京急品川の地平化工事(山手線電留線跡)
④拡幅工事が進む旧3番線ホーム
⑤北口広場の人工地盤と、地下空間の構築

10307png 
<品川駅周辺で行われている工事>
※クリックで、原寸大(1100x670)の画像を表示します(PNG形式 246KB)


まずは、高輪ゲートウェイ駅の周辺と、再開発に伴い出土した高輪築堤の様子について。

Img_154922 <高輪ゲートウェイ駅正面 1/2>
高輪ゲートウェイ駅の改札正面にあった大きな階段ですが、
今年2月頃から解体が始まり、すっかり姿を消しましていました。
 

Dsc002862<開業初日の階段の様子>
在りし日の階段の様子。
 
この階段は、元から期間限定の「暫定デッキ」という扱いで、再開発が本格化したら撤去される予定でしたが、
ここで開催される予定だった五輪関連イベントはコロナ禍の影響でなくなってしまい、
暫定デッキは、開業初日と高輪ゲートウェイフェスト開催時に使用された程度で終わってしまいました。
 

Img_15462<高輪ゲートウェイ駅正面 2/2>
次にこの場所からフェンスがなくなるのは、
再開発が進んで、本設のデッキができる頃になります。
 

このほか、再開発のために一時的に使用されていた施設としては、
高輪ゲートウェイ駅のデッキから見えていた地下道がありますが、こちらも役目を終えて埋め戻しが行われていました。

Img_15472<高浜地下道(跡)>
この地下道は「高浜地下道」と呼ばれていた地下道で、
かつて、線路に囲まれていた旧車両基地エリアと、外部を結ぶために設けられていた地下道になります。

002png<高浜地下道の位置>
(2016年頃に作成した古い図そのままで申し訳ないのですが)
上図の通り、旧車両基地エリアは、京浜東北線・山手線や東海道線に囲まれており、
資材や重機の搬入・搬出のため、新車両基地エリアと旧車両基地エリアを結んでいたのが「高浜地下道」となります。
(新車両基地エリアから外部へは、別の地下道で繋がっているようです)
  
2019年11月に、京浜東北線・山手線が新線(上図の"将来位置")に移動したことで、
旧車両基地エリアと外部が直接繋がり、この地下道も役目を終えていました。
 

Img_15532<再開発エリア 1/2>

Img_15572<再開発エリア 2/2>
駅正面に広がる再開発エリアは、予定では昨年10月に着工予定だったそうですが、
高輪築堤の出土により「メドが立っていない」状態とのことです。
 

Img_15512<高輪築堤 1/2>

Img_15552<高輪築堤 2/2>
高輪ゲートウェイ駅からは、出土した高輪築堤の一部が確認できました。
2021年3月~4月の報道では、一部を現地保存する方向で検討が進められているようです。
 
遺構の調査は今後半年間を目処に続けられるようなので、
まだしばらくは、高輪ゲートウェイ駅や京浜東北線の車内から高輪築堤を観察することができそうです。


続いて、高輪橋架道橋の様子を。

Img_15732
高輪橋架道橋ですが、ついに大きな動きが出るようです。
 

Img_157522 
現地のポスターによると、5月10日頃より、
高輪側の1/3程度が地上の迂回路に切り換えられるとのこと。
 

Img_15913 
現地では、すでに迂回路らしき通路が姿を現していました。
 

Img_15832
あと1ヶ月程度で見納めとなる、高輪橋架道橋の高輪側。
 

Img_15842  
迂回路への切り替え地点では、
フェンスの向こうでスロープ付き階段の設置が進んでいるようでした。
   

Img_15872 
切り替え地点から港南側は5月以降も通行可能なので、
高輪橋架道橋で一番天井が低いエリアは、当面は安泰(という言葉が適切かは分かりませんが)となります。
 

Img_15902 
港南側の出口も、しばらくはこのままとなりそうです。


続いて、山手線の電留線跡などで行われている、京急品川駅の地平化工事について。

Img_16022<山手線電留線跡 1/2>

Img_16052<山手線電留線跡 2/2>
昨年末の時点では、撤去された杭などがわずかに残っていた山手線電留線跡ですが、
それらも全て撤去され、山手線電留線の跡地は完全な更地となっていました。
 

その京急品川駅の地平化工事についてですが、
東京都建設局のサイトで事業パンフレットが公開されていました。

東京都建設局「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/road/kensetsu/gaiyo/renritsu23.html

以前の記事で紹介した東京都環境局の資料よりも、
施工順序などが詳しく載っています。


続いて、ホーム拡幅工事が進む3番線ホームについて。

Img_16142<3番線 大井町寄り 1/4>

Img_16102<3番線 大井町寄り 2/4>
3ヶ月のうちに、3番線ホームの大井町寄りでは上屋が完成していました。
 

Img_16132<3番線 大井町寄り 3/4>
拡幅後の第2ホーム(3番線,4番線ホーム)は、ホーム幅が11メートル程度まで広がるそうですが、
その広さを実感できますね。
 

Img_16402<3番線 大井町寄り 4/4>
新3番線ホームでは、点字ブロックや笠石が復元されていました。
 

Img_16382<3番線 ホーム中程>

Img_163222<3番線 田町寄り 1/2>
新3番線ホームの中程や田町寄りでは、点字ブロックや笠石の復元に加えて、
ホームの再舗装まで終わっていました。
 

Img_16302<搬入された資材>
ホームの上には、今後の工事で使用されるケーブルラックが搬入されていました。


最後に、北口広場の人工地盤と、
品川駅の田町寄りで工事が進んでいる地下空間について。

Img_15972<北口人工地盤の工事 1/4>
直下を営業線が通るため、人工地盤の夜間しか工事は行われませんが、
それでも3ヶ月ぶりに見ると、人工地盤の桁が架けられたエリアが増えたことを実感できます。
 

Img_16222<北口人工地盤の工事 2/4>
今は5番線ホーム(東海道線ホーム)から、港南側のビル群が見えていますが、
そう遠くないうちに見えなくなりそうです。
 

Img_16182<北口人工地盤の工事 3/4>
4月現在、4基のクレーンが使用されているようです。
 

Img_16172<北口人工地盤の工事 4/4>
クレーンの隙間からは、まだ東京タワーを視認することができました。
 

続いて、6番線ホームの地下から9番線ホームの地下にかけて建設中の、地下物流施設に関連した工事を。
(参考記事:2018年12月 品川駅周辺での工事+今後の切換工事について

Img_16202 
現在、5番線から9番線の東京寄りでは、線路が工事桁で支えられていますが、
これは、物流施設を地下に設けるために、線路下を掘削していることによるものです。
 

Img_16252<地下掘削の様子 1/3>

Img_16262<地下掘削の様子 2/3>

Img_162822<地下掘削の様子 3/3>
5番線ホームの地下や5・6番線の線路直下に、新しい地下空間が生まれている様子が伺えました。
 
かなり大きな空間になりますが、
用途が物流施設なので、一般の駅利用者が立ち入ることができる機会は無さそうですね。


品川駅と高輪ゲートウェイ駅周辺で行われている工事の様子は以上となります。

次回のレポートは、いつも通り約3ヶ月後を予定しています。


【今回の参考資料】

2021年3月13日 読売新聞オンライン「開業1年の高輪ゲートウェイ駅、苦戦続く…利用客は見込みの2割に低迷」
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210313-OYT1T50118/
>JR東と港区教育委員会が保存方法を巡って協議を続けており、
>昨年10月に着工予定だったビル建設工事は開始のメドが立っていない。

 
2021年3月23日 東京新聞Web版「「高輪築堤」一部を現地保存へ…JR東日本、計画を見直し 追加費用に数百億円」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/93314
>JR東日本の深沢祐二社長は23日、再開発計画を変更し、
>築堤の一部「第七橋梁」などを現地保存する考えを初めて明らかにした。
 
今後半年間をめどに遺構の調査を続け、並行して都市計画の変更申請を進める。
>再開発地区の開業は予定通り2024年度中を目指す。

 
東京都建設局「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」

https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/road/kensetsu/gaiyo/renritsu23.html

 

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コメント

本件とは関係ありませんが,空港アクセス線の方も工事が始まりましたらレポートをお願い出来たらと思います♪

投稿: | 2021年4月10日 (土) 12時52分

コメントありがとうございます。

頻度や観察する範囲など、どの程度追いかけていくかは検討中ですが、
空港アクセス線そのものは気になっているので、
昨年末の田町駅での渡り線挿入の記事(以下URL参照)の続きは最低限書こうと思っています。

https://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-f2de39.html

投稿: すいごう | 2021年4月13日 (火) 05時06分

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