高輪築堤 4街区現地見学会(2021.04.10)
当日の流れですが、再開発エリア4街区の北側にあるゲートから入場して受付し(赤マルの場所)、
高輪築堤についての説明を受けてから、高輪築堤に沿って、係員の誘導に従って徒歩で見学するスタイルでした。
途中、写真撮影のための時間が2箇所で設けられたほかは、立ち止まらないでの見学となりました。
申し込んだのは、高輪築堤が逆光にならないように午前の回。
スタートの5分間までには来場してください…とのことでした。
こんな場所からの写真は、関係者以外にはもう二度と撮れない可能性が高そうで、
見学スタートまでの時間に、周りの写真を撮っている人が多かったですね。
最初に高輪築堤についての説明を受け、築堤の全景が望める場所にて1回目の撮影時間。
<上空の飛行機 2/2>
見学エリアの上空では、空撮か何かだったのか、セスナ機が旋回していました。
徒歩でしばらく移動した後、メディアなどでも報道された「信号機跡」の近くで2回目の撮影時間となりました。
<信号機跡付近 3/3>
この付近で築堤が曲がり始めるため、信号機が設けられていたそうです。
<石垣の拡大>
石垣手前の杭は、波を弱めるために打ち込まれていた…と推測されているそうです。
<張り出し部の拡大 2/2>
信号機を設置するために、築堤が外側に張り出していることが分かります。
30分の見学会はあっという間に終わり、入場した場所とは逆側のゲートから退場しました。
高輪築堤は、3街区の「第七橋梁」跡など一部区間は現地保存され、
今回の見学会で公開された4街区については、信号機跡などを移設し、
他の部分については記録ののち、取り壊されるとのこと。
貴重な見学の機械を設けて頂いた関係者の方々に感謝しつつ、レポートを終わります。
【今回の参考資料】
日本経済新聞「高輪築堤で信号機跡を公開 日本初の鉄道、JR東日本」2021年4月9日 11:58
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF090E50Z00C21A4000000/
>石垣がゆるやかな弧を描き、途中から直線になって延びていた。境目となる箇所に信号機跡があった。
朝日新聞デジタル「日本初の鉄道の跡「高輪築堤」、一部を保存へ JR東」2021年4月21日 18時49分
https://digital.asahi.com/articles/ASP4P52GLP4NUTIL05W.html
>歴史的価値が高いとされる「第七橋梁」部分を含む約80メートルなどを中心に、2・3街区の遺構の一部を現地保存し、一般公開を予定。
>それ以外の約700メートルは記録にとどめて撤去などする方針
>また、4街区の日本初とみられる信号機の土台部を含む約30メートルは、再開発区域内に移築保存する。
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