浜松町駅京浜東北線南行ホームの拡幅工事(2022/02/20)
昨年末頃より、浜松町駅の近くで確認されていた正体不明の軌道新設工事ですが、
2月15日に、JR東日本より、浜松町駅の京浜東北線南行ホームの拡幅工事であることが発表されました。
今回の発表によると、浜松町駅の北口東西自由通路・橋上駅舎の整備にあわせて、
混雑緩和のために浜松町駅の4番線ホーム(京浜東北線南行ホーム)が拡幅され、
京浜東北線南行の線路約442メートルが東海道線側に移設されます。
切換工事は、5/21(土)の22時頃から5/23(月)の初電までの約30時間にかけて行われ、
悪天候などで実施できない場合は、7/2(金)から7/4(月)に実施されるとのことです。
2/20(日)に現地の様子を確認したのでアップします。
移設工事が約3ヶ月後に迫っていることもあり、
現地では軌道工事が進み、線路移設後に使用される新しい架線柱も姿を現していました。
移設される442メートルのうち、かなりの長さの線路が事前敷設となるようです。
新橋寄りの切換地点については、品川駅改良工事でも見られた長マクラギが挿入されており、
切換当日に、マクラギ上でレールを移動する工法となるようです。
浜松町駅のすぐ北側には、大門通りを跨ぐ架道橋があり、長短2つの桁で道路を跨いでいます。
歩道を跨ぐ短いほうの桁については、新線の位置に新しい桁が設置済みでした。
大門通りの車道を跨ぐ長いほうの桁については、
JR東日本 東京工事事務所が発行している「東工技報Vol.34(2020年度)」によると、
既設桁をスライドして対応するそうです。
近隣駅(田町や高輪ゲートウェイ)の調査とあわせて確認できそうなので、
今後も、切換工事の直前直後などのタイミングで記事を出したいと思います。
【参考資料】
JR東日本「浜松町駅 京浜東北線(大船方面)ホーム拡幅に伴う上野東京ライン(東海道線・常磐線)の一部区間運休について」(2022年2月15日)
https://www.jreast.co.jp/press/2022/tokyo/20220215_to01.pdf
JR東日本 東京工事事務所「東工技報Vol.34(2020年度) 浜松町駅改良(北口自由通路・橋上駅舎整備)」P84~P94
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