品川駅改良工事と品川駅周辺の様子(2022/05/04)
まずは、固定柵の設置が進む旧2番線ホームについて。
1月の記事では、ホームドア撤去が進む様子をお伝えしましたが、
2月末までにホームドアは全て撤去され、現在は固定柵の設置が進んでいます。
<2番線の固定柵 3/3>
現地を訪れた5月上旬の時点で、固定柵の設置はほぼ完了していました。
<固定柵未設置箇所>
固定柵が設置されていない箇所は、
資材の搬入・搬出のために未設置となっていたようです。
固定柵の設置後は、基礎の部分をモルタルで埋め戻し、仮囲いを撤去して工事完了となります。
階段脇など、朝ラッシュ時に混雑する箇所の一部では、
すでに固定柵基礎の埋め戻しが終わり、仮囲いが撤去されて開放されている箇所もありました。
続いて、北口広場の人工地盤の様子を。
<人工地盤の様子 2/2>
俯瞰して見ることができないので、どれくらい進んだかをお伝えすることが難しいのですが、
3ヶ月前と比べると、人工地盤はさらに広がったようでした。
ゴールデンウィークなので、クレーン車はすべてブームを降ろした状態でした。
続いて、品川駅で行われているほかの工事について。
<13,14番線ホームの様子>
少し前から、品川駅の13,14番線ホームで、
点字ブロック内側の床面がゴムマットになり、何らかの工事が行われています。
ホームには「柱芯」と書き込まれていることから、ホームドア工事の可能性がありますが、詳細は不明です。
<15番線ホームの様子 2/2>
また、15番線ホームの東京寄りでは、ホームの床面が仮設構造に置き換えられています。
ホームドア工事では置き換える必要ない、線路から離れた部分まで仮設構造となっていることから、
北口コンコースの整備か、リニア新幹線の工事と関係している可能性がありそうです。
こちらも詳細は不明です。
続いて、JR品川駅の西側で予定されている
京急品川駅の地平化工事と、品川駅西口再開発の様子を。
<山手線電留線跡 2/3>
京急品川駅の地平化工事が行われる山手線の電留線跡では、
ついに工事が始まったようです。
<山手線電留線跡 3/3>
重機が入り、地面が掘り下げられていました。
工事の本格化にあわせて、電留線跡に第一京浜から直接アクセスできるルートが新たに用意されていました。
<新ルート 1/2>
京急品川駅の高架下のテナントが撤退し、建物などの解体が終わったことで、
工事用道路としての利用が可能になったようです。
<新ルート 2/2>
京急品川駅の高架下を通るため、2.65mの高さ制限となっており、
大型の車両は、これまで通り山手線の脇を通って駅の北側へ移動し、
そこから第一京浜へ出る必要がありそうです。
<京急ストア跡>
地平化工事に伴って閉店した京急ストアの壁面には、
品川駅の地平化工事を含む、泉岳寺~新馬場の連続立体交差事業についてのお知らせが掲示されていました。
拡大画像を載せておきます。
掲示されている内容は、東京都建設局ウェブサイトの「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」に
掲載されているものと同じ内容のようです。
参考URL:https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/road/kensetsu/gaiyo/renritsu23.html
続いて、品川駅西口の様子を。
<品川駅西口>
今のところ、駅の西口に大きな変化はありません。
京急第10ビルの跡地は整地され、資材置き場や駐車スペースとして利用されているようでした。
<品川駅創業記念碑 2/2>
これまで、西口のロータリー付近に設置されていた「品川駅創業記念碑」が、
京急第10ビルの跡地に移設されていました。
<シナガワグース 1/3>
品川駅の西口にある「シナガワグース」は、
解体に向けて、ビル全体が飛散防止パネルで覆われていました。
<シナガワグース 2/3>
現地を訪れたのが5月4日で、端午の節句が近かったため、
パネルには鯉のぼりがデザインされていました。
<シナガワグース 3/3>
敷地内には重機が入り、解体の準備が進んでいるようでした。
続いて、高輪ゲートウェイ駅の周辺と、高輪築堤の様子について。
<ゲートウェイ駅の駅舎正面>
高輪ゲートウェイ駅舎の正面は、引き続き飛散防止シートで覆われており、
内部では、駅正面に構築されるデッキの基礎工事が行われているようでした。
<再開発4街区 2/3>
高輪ゲートウェイ駅の正面、再開発計画の「4街区」では、
ビルの建設に備えて地面の掘り下げが始まっており、高輪築堤は保存される一部を除いて解体済みとなっています。
<再開発4街区 3/3>
ゴールデンウィーク中の訪問ということで、作業予定表には何も表示されていませんでした。
<再開発3街区>
高輪ゲートウェイ駅寄り北側に位置する「3街区」の様子。
このあたりを見下ろせる建物はないため、工事がどのくらいまで進んでいるかは分かりませんね…。
ちなみに、再開発エリアに建設されるビルの開業時期ですが、
4月21日のJR東日本からの発表(※PDF)によると、高輪ゲートウェイ駅正面の4街区は2024年度末に開業し、
そのほかの1街区から3街区については、高輪築堤の現地保存に伴う計画変更のため、開業時期が2025年度へ延期となったそうです。
最後に、高輪橋架道橋と仮通路の様子を。
高輪寄りが地上の仮通路に切り替えられている高輪橋架道橋(高輪橋架道橋下区道)ですが、
2021年5月と同年6月の通路切替から約半年が経過した2022年2月にさらに通路が切り替えられ、
現在の仮通路の入口は、高輪橋架道橋を車が通行できた頃の道路のすぐ脇となっています。
2月から使用されている通路から見た景色がこちら。
品川駅周辺のビル群が少しだけ近くなりました。
線路に近い部分は切り替えられていないので、以前と同じ景色ですね。
高輪橋架道橋の港南寄りについては、引き続きトンネルのまま残っています。
品川駅と高輪ゲートウェイ駅周辺で行われている工事の様子は以上となります。
次回のレポートは、約3ヶ月後を予定しています。
【今回の参考資料】
東京都建設局ウェブサイト「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」(2022年5月20日閲覧)
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/road/kensetsu/gaiyo/renritsu23.html
JR東日本「高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて」(2022年4月21日)
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220421_ho01.pdf
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コメント
大規模な京急線の品川駅改良工事をするくらいなら汐留駅を京浜東北線の場所に移設して大門駅をゆりかもめが京浜東北線から分かれる場所に移設して三田駅を羽田モノレールが京浜東北線から分かれる場所に移設して京浜東北線に汐留駅と大門駅と三田駅に停車場所を建設して羽田モノレールに三田駅に停車場所を建設して浅草線の新橋駅から泉岳寺駅を京浜東北線の場所に移設して地上化して浅草線に汐留駅と浜松町駅と田町駅に停車場所を建設すべきである。
投稿: ガーゴイル | 2022年10月21日 (金) 12時51分
コメントの意味わからねー
投稿: | 2023年3月 9日 (木) 11時01分