品川駅改良工事と品川駅周辺の様子(2023/05/05)
まずは、京急品川駅の地平化工事と駅西口の再開発の様子について。
京急品川駅では、地平化に向けた駅の仮設化が本格化していました。
高架駅の下では、既存の柱を仮設の柱へ置き換える工事が進んでいました。
駅の構内でも、仮設化のためにバラストが撤去され、
PCまくらぎが木まくらぎに置き換えられた箇所が確認できました。
地上では、これから設置される工事桁の製作が行われていました。
京急品川駅の北寄りについては、今のところ大きな変化はありませんでした。
付近のビルの解体に伴い、品川駅高輪口にある歩道橋からは京急品川駅に入線する列車がよく見えますが、
これも、いずれ貴重な光景となるでしょう。
品川駅の高輪口にはJRの西口駅舎が存在し、業務用スペースなどとして利用されてきましたが、
京急品川駅の地平化工事のために解体されます。
<JR品川駅の西口駅舎>
解体のために、西口駅舎に足場が設置されていました。
駅の掲示物によると、解体工事は来年5月までの予定とのことです。
西口駅舎が撤去されると、品川駅高輪口の様子もがらっと変わりますね。
昨年から解体工事が行われてきた「シナガワグース」は、
地上から数フロアを残すのみとなっていました。
続いて、品川駅の北寄りで、線路を跨いで東西を結ぶ「環状4号線」港南区間の工事について。
以前から目撃されていた橋脚の上に桁が乗り、
京急線やJR線の中からでもかなり目立つようになってきました。
桁架設に使用されているのは1600t吊りクレーンで、国内最大級だそうです。
山手線・京浜東北線や東海道上り線の上空については、このクレーンで桁を架設していき、
車両基地部分や東海道新幹線の上空は、送り出し架設となるようです。
続いて、北口広場・北口コンコースの工事の様子を。
いつも通り俯瞰はできませんが、工事は着実に進んでいるようです。
現地を訪れたのがGW期間だったため、クレーン車はすべてブームを降ろした状態でした。
<13,14番線ホーム>
<15番線ホーム>
北口コンコースの建設のため、品川駅の北寄りではホーム上屋の切り下げが各ホームで行われていますが、
13,14番線ホームと15番線ホームでも、元の上屋の下に仮設の上屋が設けられ、
既設の上屋の撤去が始まっていました。
続いて、高輪ゲートウェイ駅の周辺の様子について。
高輪ゲートウェイ駅正面、再開発計画の「4街区」では、
基礎工事が終わり鉄骨の組み上げが本格化していました。
駅を出ると剥き出しの鉄骨が目に入り、圧倒されますね…。
高輪ゲートウェイ駅正面の「4街区」には、ビルが2棟建設される予定で、
高輪ゲートウェイ駅の改札を出て右側、北寄りが「複合棟I North」、
高輪ゲートウェイ駅の改札を出て左側、南寄りが「複合棟I South」となります。
4街区の北側に位置する「3街区」に建設される予定の「複合棟II」についても、
鉄骨の組み上げが始まっていました。
高輪ゲートウェイ駅と複合棟Iの2棟はデッキで直結される予定ですが、
そのデッキの工事も始まっていました。
デッキの人工地盤を下から。
真下が一般道路なので観察し放題です。
最後に、高輪橋架道橋と仮通路の様子を。
高輪寄りが地上の仮通路に切り替えられている高輪橋架道橋(高輪橋架道橋下区道)ですが、
4月3日に、何度目かはもう分かりませんが通路が切り替えられています。
かつての高輪橋架道橋下区道と第一京浜との分岐点。
面影はほとんど残っていませんが、歩道が途切れて横断歩道のペイントがある点が、
かつてここに車道があったことを伺わせています。
高輪橋架道橋の港南寄りについては、引き続きトンネルのまま残っています。
ただし、残っている区間についても切り替えの日が近づいているようです。
残っている区間の、高輪側入口から10mほど進んだ場所の壁に、
以下のような文字を確認しました。
高輪橋架道橋の代替道路となる「第二東西連絡道路」建設のため、
残っている区間についても、歩行者通路が隣接する放水渠(※下図参照)を通るルートに切り替えられる予定で、
この「開口」の位置で、放水渠跡に用意される新通路へ繋げるための工事が行われるのでしょう。
品川駅や高輪ゲートウェイ駅周辺で行われている工事の様子は以上となります。
次回は、約3~4ヶ月後を予定しています。
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