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2024年1月 5日 (金)

「オールナイト鉄道工事見学ツアー@品川駅」参加(2023/06/04)

最近流行の鉄道会社が主催する有料ツアーでは、
車両基地での撮影会や訓練センターの見学会などをよく見かけますが、
ありがたいことに、鉄道工事でも有料ツアーが企画されるようになりました。
 
JR東日本では、2022年9月に松戸駅で行われた「オールナイト鉄道工事見学ツアー@松戸駅」(参考)を皮切りに、
2023年6月4日未明に品川駅でのツアー、7月25日未明に大宮駅でホームドア設置作業の見学ツアー(参考)と続き、
10月8日未明には渋谷駅でもオールナイトツアーが開催されました。

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本記事では、2023年6月4日未明に開催された「オールナイト鉄道工事見学ツアー@品川駅」の様子を載せていきます。


今回のツアーは、品川駅に0時過ぎに集合となっていました。

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時間は0時過ぎ、東海道線や横須賀線の終電は終わっており、駅構内は閑散としていました。
これから行われる各種の夜間作業に向けて、作業員の方々が準備に取りかかっている姿も。

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集合前に、これから見学するエリアの様子を。
いやおうなしにテンションが上がっていきます。
 

集合後、普段は立ち入れない駅の会議室(のような場所)に通され、
この日見学するコースの紹介や、見学する上での注意事項が説明されました。

全路線の終電が終わり、駅のシャッターが閉まると、
いよいよオールナイト鉄道工事見学ツアーのスタートです。

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シャッターが閉まり、誰もいなくなった駅コンコースを歩いていきます。
ツアーは始まったばかりで、まだ工事エリアに入ってすらいませんが、
すでに「特別な場所」へ立ち入っていることを強く感じました。
 

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11,12番線ホームを通って見学場所へ向かいます。
ひとつ隣の横須賀線(13,14番線)ホームには、軌陸車が入って夜間作業が始まっていました。
 

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11,12番線ホームの先端部からホームを降りて、
ついに普段は立入が出来ないエリアへ入りました。

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軌陸車や関係者が通行するために踏板が貼られている場所を通っていきます。

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電車の中から見ると大きな感じはしない速度制限標識も、
この位置から見るとかなりの大きさでした。

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こんな場所を通っているだけで大興奮ですが、
さらに、この日は軌陸車を線路に載せる「載線」を見学できるとのことでした。
 
線路閉鎖が完了して軌陸車の載線準備が整うまで、「中部材料基地」で少し待機となりました。

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待機中に見学時間が設けられた工事用車両。
これは、品川駅で建設中の北口駅舎の基礎工事で使用される「鉄筋かご」を、
設置場所まで運搬するための台車と牽引車とのことでした。
 

少し経つと、軌陸車の準備が整ったとのことで載線作業を見学することに。

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載線が行われる軌陸車が進入してきました。

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車両下部にあるターンテーブルを降ろし、車両が回転していきます。

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車輪が降りる位置とレールをぴったりと合わせないといけないので、
トラックを小刻みに切り返していました。
この日は1回やり直しがあったようですが、それでも5分ほどで手際よく載線が行われていました。
 

軌陸車載線の見学後は、この日のメイン見学場所のひとつ「中部材料基地」の見学タイムに。

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中部材料基地は、品川駅改良工事で設けられた保守基地で、
現在では、品川駅の北口駅舎・北口コンコースの建設資材を搬入する場所としても使用されています。

ここでは、見学者15名が3グループに分けられての見学となり、
私のグループは、最初に軌陸車の乗車体験をすることになりました。

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見学ツアーのために用意された軌陸車が、
先ほどとは違い、目の前で載線作業が行われ……

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見学者のひとりずつ助手席に乗せ、体験乗車が行われました!
 

軌陸車の乗車体験後は、分岐器の手動切り替えを体験することに。

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保守基地でよく見かける手動転轍機、けっこう重かったです。
切換のレバーは大きく動かす必要があるので、足をぶつけないように注意、とのことでした。
 
自分のグループには、ほかの有料ツアーなどで手動転換を経験済みの人がいましたが、
サクっと切り替えていて格好良かったですね。
 

続いて、保守作業に使用される「ATカート」の乗車体験に。

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保守基地の中のみの走行なので、そう長い距離ではないはず(Google Map測定で40m前後)ですが、
ATカートに実際に乗車することができるとは!

この日の夜間ツアーでは、一番長い時間が確保されていたのが、
中部材料基地での保守作業関連の見学だった気がします。
 

保守基地の見学後は、次のメイン見学場所となる「北口広場の人工地盤」へ。

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北口広場の人工地盤の上へ。
 
2022年6月に開催された品川駅150周年見学ツアー以来ですが、
あの時と違うのは、人工地盤のクレーンが稼働しているということ!

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この位置には北口駅舎と駅ビルが建設されるため、
このように港南口側を見通すことができるのも、期間限定の眺めとなりそうです。

 
北口広場の人工地盤の見学後は、環状4号線の桁を架設している1600tクレーンの見学&解説でした。
1600tクレーンは国内最大級のクレーンで、
営業線を跨いで桁を架設するためにこのサイズのクレーンを使用しているとのことでした。

Img_60642(参考:1600tクレーン)
環状4号線の工事は、JR東日本が都から委託されて実施している工事のため、
このクレーンについては撮影不可でした。
同時期に電車の中から撮影した画像で代用します。

このクレーンは、電車の中からしか観察することができない位置にあるため、貴重な見学時間でした。

 
この後は、工事車両用のスロープを降りて、
最後のメイン見学場所となる、地下物流施設を建設中の地下空間へ。

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2022年6月の見学時には、掘削直後のため巨大な空間が存在していましたが、
物流施設の柱や梁の構築中のため、かなり狭い空間へと変わっていたのが興味深い点でした。

 
地下物流施設の見学後は、9,10番ホーム経由でツアー起点へと戻っていきます。

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午前1時頃にフェンスの内側に入り、フェンスの外側へと戻ったのは午前3時半頃。
貴重な貴重な2時間半でした。

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午前3時台の品川駅、貴重な体験でした。

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写真には写っていないですが、
この時間帯にも関わらず、物流業者の方が駅構内で仕事中でした。
頭が下がります…。
 

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最初の会議室(?)でヘルメットや安全ベストを返却し、
午前4時過ぎに、開くシャッターを内側から見て解散になりました。


日中時間帯に企画された2022年のツアーも大満足でしたが、
実際に各種工事が行われている状態での今回のオールナイトツアーも、本当に満足度の高いものでした。

関係者の皆様、ツアーの企画および運営、本当にありがとうございました。
次の品川駅での有料ツアーも楽しみにしています。
 

-ほか感想など-
深夜の見学会とは言え、見学場所では照明が焚かれていたので、
最近のスマホなら問題なく補正してくれるレベルの暗さでした。
見学対象までの距離も近いので、スマホのデジタルズームでも十分だったように思います。

また、ツアーの参加者ですが、自分のような『品川駅そのもの』に関心のある人以外にも、
鉄道保守作業に興味のある人も多かったようで、いろんな分野の鉄道ファンが集結していて面白かったです。

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(現地で配布された資料やお土産より、タオル2種)

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